いちごを定植して2週間ほど経ったころ、株元から根が土の外に出ているのを見つけて「このままで大丈夫かな」と不安になったことはありませんか。
丹羽いちご園では、7月中旬ごろに早期定植したよつぼしとベリーポップすずで、ちょうど2週間後にこの根の露出が起きました。対処として行ったのは、露出した根をランナーピンで土に押さえ、株ごと固定することです。
実はこの根の露出、前のシーズンにも同じことが起きています。この記事では、そのときの様子と対処、そして次に早期定植するときに変えようと思っていることを、実際の写真とあわせて紹介します。
この記事でわかること
- 早期定植から2週間で実際に起きたこと
- ランナーピンで押さえるという対処の中身
- 頭上灌水をやめて点滴灌水にした理由
早期定植から2週間、根が露出していた
丹羽いちご園では、7月中旬ごろによつぼしとベリーポップすずを早期定植しました。そこから2週間ほど経った時点で株を見ると、根が伸びて土の外に出ている状態になっていました。
下の写真は、そのときに実際に撮影したものです。株元の近くに、根を押さえるために挿したランナーピンが写っています。

※丹羽いちご園で実際に撮影した写真です(早期定植から2週間後の株元)。
この根の露出は、今回が初めてではありません。前のシーズンにも同じことが起きていました。一度きりの偶然ではなく、丹羽いちご園の早期定植では繰り返し起きている現象です。
一般的に、定植して間もない株は根がまだ土に十分張っていないため、灌水や作業のたびに動きやすい状態にあるとされています。株が落ち着くまでの期間は、株元の状態を意識して見ておくのが基本的な考え方です。
対処はランナーピンで押さえる
露出した根を土に押さえ、株ごと固定する
根が露出しているのを見つけたあと、丹羽いちご園が行ったのはランナーピンで押さえる作業です。
ピンで留めているのは根だけではありません。露出した根を土に押さえつけると同時に、株そのものが動かないように固定する形になっています。根を土に戻すことと、株を安定させることを1つの作業で兼ねているイメージです。
ランナーピンは本来、育苗中に子株を土へ固定するための道具です。その使い方や選び方は「いちごのランナーピンの使い方|100均の代用品と子株を固定するコツ」でまとめています。今回のように、定植後の株元を押さえる用途にも使えます。
週1回の葉面散布があるので、固定しておきたかった
ランナーピンで押さえたもう1つの理由が、葉面散布です。丹羽いちご園では週に1回、葉面散布を行っています。
株が土に固定されていない状態だと、こうした作業のたびに株が動いてしまいます。定期的に手を入れる作業がある以上、早めに株を固定しておきたかった、という判断でした。
葉面散布を含めた丹羽いちご園の施肥の考え方は「いちごの追肥方法|丹羽いちご園が実践する灌水+葉面散布のシンプル管理」で解説しています。
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前シーズンとの違い|最初から点滴灌水にした
今回、前のシーズンから変えたことがあります。灌水の方法です。
本当は頭上灌水(上から水をかける方法)をしたいところでした。ただ、根が露出しそうだと考えて、最初から点滴灌水を選びました。前シーズンにも根の露出が起きていたことを踏まえた判断です。
一般的に、頭上から水をかける方法は水の勢いで株元の土が動きやすく、点滴灌水は株元へゆっくり水を届けるため土が流れにくいとされています。定植直後の株が落ち着くまでの時期は、この違いが出やすい場面です。
| 灌水方法 | 早期定植時に考えたこと |
|---|---|
| 頭上灌水 | 本当はこちらをやりたかったが、根が露出しそうだと考えて見送った |
| 点滴灌水 | 株元へゆっくり水が届くため、今回は最初からこちらを選んだ |
点滴灌水に使うチューブそのものの選び方は「いちご高設栽培の点滴チューブ徹底比較|詰まり対策とストリームラインX80・四万十チューブの選び方」でまとめています。
よつぼし・ベリーポップすずは深めに植えたほうがいい?
よつぼしとベリーポップすずについては、他の品種より深めに植えたほうがいいと言われています。
今回、根が露出しているのを見て「言われていたのはこういうことかもしれない」と思いました。ただし、これは根の露出を見た丹羽いちご園の推測であって、深植えが根の露出を確実に防ぐと確認できたわけではありません。
いちごは植え付けの深さによって生育が変わるため、クラウン(株の中心部分)の位置は定植時の重要なポイントとされています。基本的なクラウンの深さの考え方は「いちごの定植時期と正しい植え方|クラウンの深さと秋の準備で収量が変わる」で解説しています。
次に早期定植するときにやること
今回は、根が露出してからランナーピンで押さえるという後追いの対応になりました。前シーズンにも同じことが起きていたことを考えると、先に手を打っておいたほうが早いはずです。
そこで次に早期定植するときは、最初からランナーピンで押さえてみようと考えています。露出してから対処するのではなく、定植の段階で株を固定しておく形です。
早期定植で丹羽いちご園が意識していること
- 定植から2週間ごろに株元の根が出ていないか見る
- 根が露出していたらランナーピンで押さえ、株ごと固定する
- 週1回の葉面散布など、株が動く作業がある前に固定しておく
- 定植直後の灌水は点滴灌水を選ぶ
- 次回は定植の段階でランナーピンを使ってみる
よくある質問
Q. 定植後に根が露出したら、土をかぶせるだけではだめですか?
丹羽いちご園では、土をかぶせるのではなくランナーピンで押さえる方法をとりました。露出した根を土に留めることと、株そのものを固定することを同時にできるためです。
Q. 根の露出は毎年起きるものですか?
丹羽いちご園の早期定植では、前のシーズンにも同じことが起きています。少なくともうちの環境では、繰り返し起きている現象です。
Q. 頭上灌水はしてはいけないのですか?
そういうわけではありません。丹羽いちご園でも本当は頭上灌水をしたいと考えていました。今回は根が露出しそうだと判断して、最初から点滴灌水を選んだという話です。
Q. 深めに植えれば根の露出は防げますか?
よつぼし・ベリーポップすずは他の品種より深めに植えたほうがいいと言われており、丹羽いちご園も根の露出を見てそう感じました。ただし、深植えで確実に防げると確認できたわけではないため、断定はできません。
この記事はAI(Claude)の支援で作成し、農家本人(丹羽)が内容を確認・監修しています。

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