真夏のいちご育苗、何時に作業するのが正解かというと、結論は「気温が上がりきる前と、落ち着いてから」です。日中の炎天下に長時間出ることは、丹羽いちご園では基本的に避けています。
育苗中の苗は毎日の水やりや見回りが欠かせませんが、それを日中の一番暑い時間に無理にこなす必要はありません。時間をずらすだけで、苗にとっても人にとっても負担がかなり変わります。
この記事では、丹羽いちご園が真夏の育苗作業をどう時間配分しているか、熱中症を避けるためにやっている具体的な工夫を紹介します。
この記事でわかること
- 真夏の育苗作業を早朝・夕方に寄せる考え方
- 日中にまわす作業と外で行う作業の分け方
- 熱中症を防ぐために毎年やっている3つの工夫
真夏のいちご育苗、作業時間をどう決めるか
結論から言うと、丹羽いちご園では気温が上がりきる前の早朝と、気温が落ち着いてくる夕方に、水やりや見回りなど体を動かす作業をまとめています。
日中は気温だけでなく日差しも強く、屋外はもちろんハウス内も締め切っていると温度が上がりやすい時間帯です。この時間に無理に長時間の作業を入れると、苗の管理より先に人の体調が心配になります。
一般的にも、熱中症は気温だけでなく湿度や日差し、風の弱さ、休憩の取り方が重なって起きるとされています。環境省の熱中症予防情報サイトなどでも、気温だけでなく湿度や日差しを含めた「暑さ指数(WBGT)」を目安に、無理のない時間帯へ作業をずらすことがすすめられています。時間をずらすことは、特別な道具がなくてもすぐにできる対策です。
丹羽いちご園が早朝と夕方に作業を寄せている理由
丹羽いちご園では、水やりや苗の見回りといった「外に出て体を動かす作業」を早朝と夕方に集中させ、日中は屋内でできる作業や休憩に回しています。
日中の炎天下を避ける具体的な時間帯
目安として、朝は気温が上がりきる前の時間帯に水やりと見回りを済ませ、日中の一番暑い時間帯は外に出る作業を最小限にしています。夕方は気温が落ち着いてきたタイミングで、もう一度水やりや片付けを行う流れです。
時期や天候によって前後しますが、「日中の一番暑い時間に外の作業を集中させない」という考え方は毎年変えていません。前日の夜や当日の朝に天気予報を確認し、特に暑くなりそうな日は、朝の作業をいつもより少し早めに始めることもあります。
日中にまわす作業と炎天下を避けたい作業の分け方
日中は水やりチェッカーで土の状態を確認するだけにとどめ、実際に水を運んだり苗を動かしたりする作業は朝夕に回しています。事務作業や資材の準備、道具の手入れなど、屋内や日陰でできる作業を日中に持ってくることで、外に出る時間そのものを減らす工夫です。
| 時間帯 | 主にやること |
|---|---|
| 早朝(気温が上がる前) | 水やり・苗の見回り |
| 日中(気温が高い時間) | 水やりチェッカーの確認・屋内作業・休憩 |
| 夕方(気温が落ち着いてから) | 水やり・片付け・翌日の準備 |
灌水そのものの判断基準は「いちごの灌水は自動化すべき?丹羽いちご園が手動でバルブを開け閉めしている理由」でまとめています。
熱中症を防ぐためにやっている3つの工夫
時間をずらすことに加えて、丹羽いちご園では次の3つを意識しています。特別な設備がなくても、今日から始められることばかりです。
こまめな水分・塩分補給
喉が渇いたと感じてから飲むのではなく、作業の合間に決まったタイミングで水分を取るようにしています。汗をかく時期は水だけでなく塩分も一緒に補給することを意識しています。
作業を始める前に飲み物をハウスの入り口や日陰の決まった場所に置いておき、休憩のたびに立ち寄れるようにしているのも小さな工夫です。飲み物を取りに戻る手間が減ることで、結果的に休憩の回数そのものが増えます。
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こまめな塩分補給を続けやすくするなら
水だけでなく塩分もあわせて取りたいとき、カバヤの塩分チャージタブレッツはスポーツドリンク味・塩レモン味・梅味の3種が入ったアソートセットで、作業の合間にポケットから取り出してすぐ口にできます。
一人で作業しない・声をかけ合う
真夏の育苗作業は、できるだけ一人にならないようにしています。熱中症は本人が気づく前に周りが異変に気づくことも多いため、声をかけ合える状態にしておくことを大事にしています。
どうしても一人で作業する時間帯がある場合は、作業する場所と大まかな時間を家族に伝えてから出るようにしています。何かあったときにすぐ気づいてもらえるようにするための、ごく単純な習慣です。
無理をしない日の判断基準
体調が万全でない日や、前日から続けて暑い日が続いているときは、作業量そのものを減らす判断をしています。育苗中の苗の世話は毎日必要ですが、「その日にどうしてもやりきる」ことより、無理をしないで翌日に続けられる状態を保つことを優先しています。
具体的には、予定していた作業を全部やろうとせず、水やりと見回りなど苗の管理に直結する部分だけ先に済ませ、残りは日を分けます。人が体調を崩してしまうと、結局その後の作業がまとめて遅れるため、その日にこだわりすぎないことも育苗を続けるうえでは必要だと感じています。
ハウス内の日差し対策そのものについては「いちご育苗で葉がしおれる原因は強い日差し?遮光ネット50%の判断基準を農家が解説」で詳しく解説しています。
一年を通した作業の流れは「いちご農家の一日の流れ|仕事内容と季節ごとのスケジュールを農家が公開」でまとめています。
よくある質問
Q. 涼しい時期だけ気をつければいいですか?
いいえ。特に気をつけているのは気温と日差しが強くなる時期ですが、蒸し暑さが残る時期も油断せず、同じように早朝・夕方に作業を寄せる考え方を続けています。
Q. ハウス内と屋外、どちらが暑いですか?
ハウス内は締め切っていると温度がこもりやすく、屋外より暑く感じる時間帯もあります。丹羽いちご園では換気や遮光を組み合わせつつ、それでも一番暑い時間帯の長時間作業は避けるようにしています。
Q. 家庭菜園でも同じ考え方は使えますか?
使えます。プランターや庭先の家庭菜園でも、水やりや手入れを日中の暑い時間からずらすだけで、植物にとっても人にとっても負担を減らせます。特にプランターは土の量が少なく日中に水温も上がりやすいため、朝夕に水やりを寄せる考え方はそのまま当てはまります。
この記事はAI(Claude)の支援で作成し、農家本人(丹羽)が内容を確認・監修しています。

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