いちごの肥料と追肥タイミング【農家が失敗から学んだコツ】

吉見町でいちごを育てている丹羽です。べにたまや・よつぼし・ベリーポップすずなどの品種を栽培していますが、おいしい実をたくさんつけるために欠かせないのが肥料、とくに「追肥」です。

追肥はいちごの生育段階に合わせて行うことが何より大切で、タイミングを間違えると葉ばかり茂って実がつかない――そんな失敗を私も経験しました。

この記事では、私が長年の栽培で学んだ肥料の選び方・追肥のタイミング・与え方を、失敗談も交えながら解説します。より甘いいちごを収穫したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

【農家目線】いちご栽培で失敗した肥料の選び方

いろいろな肥料を試した結果、いちご栽培には有機肥料が向いていると実感しました。

肥料を選ぶとき、最初の私は成分表示だけで判断していました。窒素・リン酸・カリウムがどれだけ含まれているか、その意味をちゃんと理解していなかったのです。化学肥料をメインに使い、強い肥料で栄養を補おうとした結果、葉ばかりが茂って実が少なくなる失敗を繰り返しました。

原因は窒素過多でした。窒素は葉の成長を促す成分なので、過剰に与えると実をつけにくくなってしまうのです。

そこで気づいたのが、開花前の追肥タイミングの重要性でした。開花前に有機肥料を重点的に与えると、生育をうまくコントロールできるようになります。有機肥料には土壌改良効果や微生物を活性化する働きがあり、根の張りが良くなって栄養吸収もスムーズになります。べにたまや・よつぼし・ベリーポップすずのような品種は、開花前の施肥で実付きが良くなる傾向があります。

肥料の種類ごとの特徴を整理すると、次のようになります。

  • 化学肥料:効果が早く成分を調整しやすい。ただし葉ばかり茂りやすく、土壌改良効果はない。
  • 有機肥料(鶏糞・油かす・魚粉など):土壌改良・微生物活性化の効果があり、効き目が持続する。一方で効果はゆっくりで成分調整がしにくい。
  • 緩効性肥料:効果が長く続き手軽に与えられる。効き始めるまでに時間がかかる。

私はこれらの特徴をふまえて、開花前には有機肥料、実つきには緩効性肥料というように、生育段階に合わせて使い分けています。

いちごの追肥タイミングと与え方

追肥のタイミングはいちごの生育段階によって異なるため、株をよく観察することが重要です。

追肥のタイミングは生育段階によって大きく変わります。特に重要なのは、休眠明け・開花前、実つき始め、収穫期の3つです。この時期に適切な肥料を与えることで、品質と収量が大きく変わります。

  1. 休眠明け・開花前(2月頃):株が動き始めたタイミングで有機肥料または緩効性肥料を株元に施します。花芽の形成を促す重要なタイミングです。
  2. 実つき始め(3月〜4月):実がなり始めたら、リン酸とカリウムを多く含む肥料に切り替えます。実の成長を促進し、糖度を上げるために欠かせない時期です。
  3. 収穫期(4月〜5月):収穫が続く間は緩効性肥料で持続的に栄養を補給します。株を疲れさせないことが、長く実を収穫するポイントです。

葉の色や実のつき具合をよく観察し、肥料の効きを確認しながら調整することが大切です。

追肥のポイント:少量・こまめが基本

いちごの追肥は、少量ずつこまめに行うことで効果を最大限に引き出せます。

追肥を成功させるコツは「少量・こまめ」です。大量の肥料を一気に与えると、肥料焼けを起こしたり栄養バランスが崩れたりする可能性があります。与え方には株元に施す方法や葉面散布などがあり、私は主に株元施肥を使いますが、状況に応じて葉面散布も行います。葉面散布は肥料を直接葉に与えるため、効果が早く現れます。

また、窒素・リン酸・カリウムのバランスを意識することも重要です。窒素は葉の成長を促しますが、過剰だと実をつけにくくなります。リン酸は根の発達を促し収量に影響します。カリウムは糖度を高め、いちごの品質を向上させます。この3つをバランス良く与えることで、健康的に生育を促せます。

追肥を頑張っても甘さが伸び悩む場合は、肥料以外の管理に原因があるかもしれません。「いちごが甘くならない本当の原因と対策」もあわせて読んでみてください。

追肥でいちごの収量と品質を向上させる

適切な追肥を行うことで、いちごの収量と品質をしっかり向上させることができます。

窒素過多で葉ばかり茂っていた失敗を教訓に、肥料の与え方を改善したことで、より多くの実を収穫できるようになりました。追肥はいちご栽培において非常に重要な要素です。この記事で紹介した内容を、ぜひご自身の栽培に役立ててください。

追肥を見直しても実つきが悪いときは、別の原因が隠れていることもあります。「いちごに実がならない3つの原因と農家直伝の対策」で原因の切り分け方を解説しています。

この記事はAI(Claude)の支援で作成し、農家本人(丹羽)が内容を確認・監修しています。

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