「収穫が終わったいちご、このあとどうすればいいの?」
枯れかけた葉がたくさんついていて、そのまま放置してしまう方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、収穫後の管理をしっかり行えば、同じ株で翌年も甘い実が収穫できます。逆に放置してしまうと、株が弱って来年は花がつかなくなることも少なくありません。
私が丹羽いちご園を始めた頃、収穫が終わると「もうおしまい」と感じて株をそのままにしていた時期がありました。翌年、ほとんどの株が弱って収穫量が半分以下になったのは今でも忘れられません。
この記事では、いちご収穫後にやるべきことを7つに絞って解説します。プランター・地植えどちらにも対応した内容です。
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①枯葉と花茎を取り除く
古くなった葉はすぐ処分
収穫が終わったら、最初にやることは「枯れた葉や古い葉を根元から取り除く」ことです。
枯れた葉は病気(うどんこ病・灰色かび病)の温床になります。梅雨時期の高温多湿な環境では、残った枯葉の中でカビが一気に繁殖しやすくなります。
私の農園では、収穫が一段落するたびに株全体を見回し、茶色くなった葉を手でつまんで除去しています。葉がまだ緑でも、外側の古い大きな葉は風通しを妨げるため、思い切って取り除きます。
花茎(かけい)も根元から切る
実を結んだあとの花茎(実がついていた茎)は放置すると腐れが入り、株全体に影響することがあります。
収穫を終えた花茎は、なるべく早く株元から切り取りましょう。この作業だけで翌年の株の状態がかなり変わります。
②収穫後のお礼肥を与える
株の消耗を回復させる肥料
いちごの株は、収穫期を通じて実に栄養を使い続けてきたため、収穫が終わる頃にはかなり体力を消耗しています。
収穫後すぐに「お礼肥(おれいごえ)」を与えることで、株の回復を助けます。お礼肥とは、収穫などで消耗した植物に与える回復のための追肥のことです。
私の農園では、窒素・リン・カリがバランスよく配合された緩効性の化成肥料を、株元から少し離した位置にパラパラと与えています。与えすぎると根焼けを起こすため、規定量の半分程度から始めるのが安全です。
真夏は肥料を控える
7月〜8月の高温期は、いちごの根が弱りやすい時期です。
真夏は肥料を一時中断するか、ごく少量に控えるのが正解です。弱った根に肥料が当たると根焼けを起こし、株全体にダメージが広がります。
暑さが落ち着く9月以降に肥料を再開し、秋の植え付けに備えてゆっくり株を回復させましょう。
| 時期 | 肥料の扱い |
|---|---|
| 6月(収穫直後) | お礼肥を少量与える |
| 7〜8月(真夏) | 肥料を控えるか中断 |
| 9〜10月 | 秋肥を再開し植え付け準備 |
③収穫中はランナーを切り、収穫後は伸ばす
収穫期はランナーを見つけ次第切る
6月ごろから、いちごはランナー(地面を這う茎)を次々と伸ばし始めます。
まだ収穫中の株は、ランナーを見つけ次第すぐに切り取ります。ランナーを放置すると株が「苗を増やすモード」に切り替わり、残った実に行くはずの栄養が奪われてしまうからです。
収穫がすべて終わったら、来年の苗作りのためにランナーを伸ばし始めます。この「切る→伸ばす」の切り替えが翌年の収量を決める重要なポイントです。
来年の苗には二番子・三番子を使う
苗として使うのは、親株から数えて二番目・三番目の子株(二番子・三番子)が理想です。
一番子は親株の特性を強く引き継ぎ、病気なども引き継ぐリスクがあります。四番子以降は苗が弱くなるため、二〜三番子がベストゾーンです。
子株はポットに誘引して根を出させ、ポット底から根が出るくらいまでしっかり根張りしてから切り離します。焦って切ると枯れてしまうので、葉が3〜4枚出るまで待ちましょう。
④プランター栽培の夏越しポイント
コンクリート直置きは危険
いちごは35℃を超える高温に非常に弱い植物です。プランター栽培では置き場所が株の生死を分けることがあります。
コンクリートやベランダの床面にプランターを直置きするのは絶対にやめましょう。夏場の床面は60℃以上になることがあり、プランターの底から根が熱で傷みます。
すのこや植木台でプランターの底を床面から浮かせると、温度が大きく下がります。私の農園でも夏の間は育苗ポットを必ずすのこの上に置いています。
午後の直射日光を避ける
7月〜8月の午後の強い直射日光は、葉を焼いてしまうことがあります。
遮光率30〜50%のシェードネットを活用するか、午後だけ日陰になる場所に移動させましょう。午前中の日光は十分当て、午後は影になる場所が理想的です。
一日中日陰に置くと光合成ができなくなるため逆効果です。「午前は光、午後は日陰」を目安にしてください。
⑤地植え栽培の夏越しポイント
マルチングで地温を抑える
地植えの場合、強い直射日光が土に当たり続けると地温が上昇して根が傷みます。
白色マルチシートや稲藁(いなわら)でマルチングすると、地温の上昇を効果的に抑えられます。藁マルチは水分の蒸発も防いでくれるため、水やり回数を減らす効果もあります。
私の農園では梅雨明け前後に稲藁を株元にたっぷり敷いています。猛暑の年でも株の消耗を抑えるのに非常に役立っています。
⑥水やりは朝・根元に
夕方の水やりは根腐れの原因に
夏の水やりは必ず朝に行います。夕方以降の水やりは土が夜の間も蒸れた状態が続き、根腐れや灰色かび病の原因になります。
プランターは土の表面が乾いたらたっぷり与えるのが基本です。真夏は朝と夕方早め(16時前後)の2回が必要なこともあります。
葉に水をかけない
葉に水がかかるとうどんこ病や灰色かび病が広がりやすくなります。
水は株の根元に直接与え、葉を濡らさないようにしましょう。梅雨時期は特に葉の濡れを最小限にするだけで病気の発生が抑えられます。
⑦秋の植え付け準備を9月に始める
夏越しの出来が翌年の収量を決める
いちご栽培は秋(9〜10月)に植え付け、冬を越して春に収穫するサイクルです。
6月〜8月の夏越し管理が、翌年の収量を決めると言っても過言ではありません。夏をしっかり乗り越えた株は根張りが良く、秋以降の生育が格段に良くなります。
今年ランナーで増やした子株は9月に本格的な植え付けに備えて仕上げに入ります。元肥の準備や土の入れ替えもこの時期に行いましょう。
プランターの土は毎年入れ替えが基本
同じ土を使い続けると連作障害が起き、病気が出やすくなります。
プランター栽培では毎年秋に新しい培養土に入れ替えるのが理想です。古い土は他の野菜や花壇に再利用できますが、いちごとの連続使用は避けましょう。
私の農園でも育苗ポットの土は毎回新しいものを使っています。土のコンディションが苗の品質に直結するからです。
いちご収穫後の管理チェックリスト
- 枯れた葉・古い葉を根元から取り除く
- 収穫済みの花茎を切り取る
- 収穫中はランナーを見つけ次第切る
- 収穫後すぐにお礼肥を少量与える
- 7〜8月は肥料を控えるか中断
- プランターはすのこや台の上に置く
- 水やりは朝・根元に(葉に水をかけない)
- 9月に土の入れ替えと植え付け準備を行う
まとめ:夏を乗り越えた株が来年の主役になる
いちごは収穫が終わっても、管理は終わりません。
6月〜8月の夏越し管理こそが、翌年の収量を決める大切な時期です。枯葉の除去・お礼肥・暑さ対策という3つの基本を押さえるだけで、同じ株が翌年も元気に育ちます。
私が農園を始めた頃に失敗した一番の理由は、この「収穫後のケア」を軽視していたことでした。きちんと夏越しさせるようになってから、株の寿命と収量が明らかに改善しました。
来年の植え付けに向けたランナー管理や苗取りの詳しい方法は、丹羽いちご園の別記事でくわしく解説していますので、あわせてご覧ください。
この記事はAI(Claude by Anthropic)を活用して作成しました。内容は丹羽いちご園の実際の栽培経験をもとに構成していますが、栽培環境によって結果は異なる場合があります。ご自身の環境に合わせてご判断ください。
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