いちごはランナーから増やすイメージが強いですが、種から育てることもできます。今回、丹羽いちご園では初めて購入したいちごの種を使い、7月中旬に植え替えまで進めました。結論から言うと、いちごの種まきは「浅くまく・乾かさない・小さい苗をていねいに植え替える」の3つが大事です。
実際にやってみると、種一粒が想像以上に小さく、土を普通の野菜種子の感覚でかけると発芽しにくいと感じました。パッケージに書かれていた発芽率に近く、今回は約80%ほど発芽しました。
これまで私は、ミニプラグトレーで苗を早めに作って定植する方法を中心に考えていました。今回は「種からスタートして、7月中旬に植え替える」という新しい方法として、実際に気づいた点をまとめます。
いちごは種から育てられるが浅まきが重要
いちごを種から育てるときに一番気をつけたいのは、土を深くかけすぎないことです。種がとても小さいので、深く埋めると発芽までの力が足りなくなります。
種は想像以上に小さい
いちごの種は、手でつまんで扱うのが難しいくらい小さいです。袋から出した時点で、普通の野菜種子より細かいと感じました。
小さい種は、水やりの勢いでも動きます。まいた後に上から強く水をかけると、種が流れたり、片寄ったりしやすくなります。
覆土を厚くすると発芽しにくい
いちごは光が当たる方が発芽しやすい種子として扱われます。種子繁殖型イチゴ研究会でも、播種管理では覆土不要、乾燥厳禁、20〜25℃程度が目安とされています。
私の感覚でも、土をかけるというより、湿った培土の表面に置いて軽くなじませるくらいが合っていました。深く埋めるより、乾かさない管理の方が大事です。
発芽率はパッケージ通り約80%だった
今回購入した種は、パッケージの発芽率に近く、体感では約80%ほど発芽しました。種からの育苗は難しそうに見えますが、条件が合えば思ったより出ます。
ただし、発芽率80%でも、すべてが良い苗になるわけではありません。発芽後の乾燥、徒長、植え替え時の根傷みで減る可能性があります。
丹羽いちご園で今回試した方法
今回のポイントは、購入した種を使い、7月中旬に植え替えたことです。ランナー苗とは違い、最初の苗がとても小さいところから始まります。
初めて購入した種を使った
これまで丹羽いちご園では、いちご苗づくりといえばランナーやミニプラグトレーを前提に考えることが多くありました。今回は初めて、種を買って育てる方法を試しました。
種から育てると、苗がそろうまでに時間がかかります。一方で、発芽の様子や苗の個体差を最初から見られるので、育苗の勉強には向いていると感じました。
7月中旬に植え替えた
発芽後、苗が小さいうちは根も細く、植え替えの作業に気を使います。今回、7月中旬に植え替えた時点でも、苗はまだかなり繊細でした。
植え替えでは、根を切らないこと、乾かさないこと、植え替え後に強い日差しへ急に当てないことを意識しました。夏の植え替えは、作業後の管理が結果を左右します。
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植え替え用の土は水持ちと排水のバランスで選ぶ
種から育てたいちご苗は根が細いので、植え替え直後に乾きすぎても、過湿になりすぎても弱りやすいです。いちご用の培養土を使うと、家庭菜園でも土選びで迷いにくくなります。
今までのミニプラグ早期定植と違う
今までのミニプラグトレーで早期定植する方法は、苗の形をそろえやすく、作業の流れも作りやすいです。種から育てる方法は、発芽と初期管理の難しさが先に来ます。
ランナーから苗を作る基本は、いちごのランナーで苗を大量増殖する方法でも整理しています。今回の記事は、そのランナー育苗とは違う実験として読んでください。
- 発芽管理から始める
- 種が小さく浅まきが重要
- 新しい方法を試す学びが多い
- 苗の形をそろえやすい
- 作業スケジュールを組みやすい
- 初期の発芽管理は不要
種から育てるときに失敗しやすいポイント
種からいちごを育てる失敗は、発芽前と植え替え直後に集中します。特に、土のかけすぎ、乾燥、植え替え時の根傷みは注意します。
土をかけすぎる
種が小さいので、覆土が少し厚いだけでも発芽しにくくなります。土の中へ埋めるより、表面に置いて密着させる意識の方が合います。
まいた後に土を追加でかけたくなりますが、そこは我慢します。乾燥が不安なら、覆土ではなく湿度管理で対応します。
乾かしてしまう
発芽前に表面が乾くと、発芽率が大きく落ちる可能性があります。表面に置くようにまく分、乾燥には弱くなります。
水を強くかけると種が流れるので、霧吹きや底面給水のようなやさしい水の入れ方が向きます。発芽前は「濡らす」より「乾かさない」管理です。
小さすぎる苗を強く扱う
発芽直後の苗は、見た目以上に弱いです。植え替えのときに茎をつまむ、根を引っぱる、土を落としすぎると、簡単に傷みます。
植え替え後にしおれる場合は、いちご苗を植え付けた後にしおれる原因も参考にしてください。水を増やす前に、根・日差し・土・植え付け深さを見ることが大切です。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 種を表面に置き、薄くなじませる | 発芽しやすい |
| 発芽まで表面を乾かさない | 発芽しやすい |
| 普通の野菜種子のように深く埋める | 発芽しにくい |
| 水やりで種を流してしまう | 発芽がばらつく |
種まきから植え替えまでの流れ
流れは、浅くまく、乾かさず発芽させる、小さい苗をていねいに植え替える、です。作業自体は単純ですが、一つずつの加減が難しいです。
表面に置くようにまく
種まき前に培土を湿らせておくと、種を置いた後に強い水をかけずに済みます。小さい種は、後から水で押し込むより、最初から湿った表面に置く方が扱いやすいです。
種が見える状態でも、不安になりすぎなくて大丈夫です。いちごの種は、浅い位置で発芽させる意識が合います。
発芽までは乾かさない
発芽までは、表面が乾かないように見ます。高温期は乾きやすいので、置き場所と水の入れ方に注意します。
ただし、水が溜まる状態もよくありません。発芽にも根の伸びにも酸素が必要なので、湿っているが水浸しではない状態を狙います。
本葉が見えたら植え替え準備をする
本葉が見えて苗が持てるようになったら、植え替えの準備をします。苗が小さすぎるうちは無理に動かさず、根が少し動いてからの方が扱いやすくなります。
植え替え先の土は、乾きすぎず、過湿にもなりにくいものを選びます。根の状態が不安な場合は、いちご苗の根が黒い原因と対策も合わせて確認してください。
種から育てる方法とランナー育苗の違い
種から育てる方法とランナー育苗は、目的が違います。どちらが上というより、何をしたいかで使い分けるものです。
種は新しい挑戦や品種比較に向く
種から育てると、発芽のばらつきや苗の個体差を観察できます。新しい方法を試す、品種の違いを見る、育苗を基礎から学ぶという目的には向きます。
今回も、種の小ささ、浅まきの重要性、7月中旬の植え替えの繊細さを実感できました。農家でも、やってみると学びが多い方法です。
ランナーは親と同じ苗を増やしやすい
ランナー育苗は、親株と同じ性質の苗を増やしやすい方法です。実際のいちご栽培では、苗数をそろえたいときに扱いやすい方法です。
親株の使い方や古い株のリスクは、いちごの親株は何年使えるかでも書いています。種から育てる方法とは、入口から違います。
農家は目的で使い分ける
安定して苗をそろえるならランナー、育苗の勉強や新しい挑戦なら種という見方ができます。家庭菜園では、種から育てる楽しさも大きいと思います。
一方で、収穫までの早さやそろいやすさだけを見るなら、苗を買う方が簡単です。種から育てる方法は、時間をかけて観察したい人向けです。
よくある質問
いちごの種は土をかぶせますか?
厚くかぶせない方がよいです。湿らせた培土の表面に置き、軽くなじませる程度で管理します。乾燥が不安でも、土で深く覆うより湿度管理を優先します。
発芽まで何日かかりますか?
環境によって差があります。温度、光、乾燥の有無で変わるため、数日で判断せず、表面を乾かさないように見ます。
7月中旬の植え替えは遅いですか?
目的によります。年内収穫を最優先するなら遅く感じる場合がありますが、今回のように種から育てる実験としては、苗の状態を見ながら進める価値があります。
種から育てた苗はすぐ収穫できますか?
すぐに収穫できるとは考えない方がよいです。種から育てる方法は、発芽、育苗、定植、株の充実に時間がかかります。早く収穫したい場合は、市販苗やランナー苗の方が向きます。
まとめ|いちごの種まきは浅く・乾かさず・ていねいに植え替える
いちごは種から育てられます。ただし、種が非常に小さいため、深く埋めずに浅くまくことが大事です。
今回、丹羽いちご園で初めて購入種子を使ったところ、発芽率はパッケージに近く約80%ほどでした。発芽そのものより、発芽後の小さい苗をどう乾かさず、どう植え替えるかが難しいと感じました。
今までのミニプラグトレー早期定植とは違う、新しい育苗の試みです。ランナー育苗と比べながら、種から育てる方法も今後の選択肢として観察していきます。
この記事はAIを活用して作成し、農家本人(丹羽いちご園)が実体験をもとに確認・編集しています。栽培環境や品種によって結果は変わるため、苗の状態を見ながら調整してください。
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