農家ホームページの作り方|直売・いちご狩りにつながる載せる内容と始め方

農家ホームページの作り方|農家HPに載せる内容と始め方の解説

「農家もホームページを作った方がいいのかな」「Instagramだけでは足りないのかな」「何を載せればいいんだろう」——そんな迷いを持つ農家さんに向けて、私がいちご農家として実際に運営している経験から書きます。

結論から言うと、直売・いちご狩り・ネット販売をする農家なら、ホームページは作っておく価値があります。最初から立派なサイトを作る必要はなく、営業時間・アクセス・商品・予約方法・農園の考え方が分かるページから始めれば十分です。自作するなら、WordPressとレンタルサーバーで小さく始めるのが現実的です。

この記事では、農家のホームページに何を載せるべきか、自作で大丈夫なのか、WordPressとサーバーで始める手順、そして失敗しやすいポイントまでをまとめます。

目次

農家にホームページは必要?結論から言うと「直接売る農家」ほど作る価値がある

「SNSがあれば十分では?」と思う方も多いですが、私はSNSとホームページは役割が違うと感じています。直売・いちご狩り・ネット販売など、お客さんと直接やり取りする農家ほど、ホームページを持つメリットが大きいです。

SNSだけでは情報が流れてしまう

InstagramやX(旧Twitter)は、毎日の発信やお客さんとの距離を縮めるのには向いています。ただ、投稿は時間が経つと流れていきます。

料金・営業時間・アクセスのような「お客さんが毎回知りたい情報」がSNSの過去投稿に埋もれてしまうと、お客さんは結局DMや電話で聞くことになります。私自身、ホームページに料金や時期をまとめる前は、同じ質問に何度も答えていました。

SNSとブログ・ホームページの使い分けについては、農家はSNSとブログどっちをやるべき?7年目が答えますでも詳しく書いています。

ホームページは農園の信用になる

初めて農園を知ったお客さんは、ほぼ必ず「どんなところだろう」と検索します。そのときにホームページがあるかないかで、印象が大きく変わります。

農園の場所・栽培方法・どんな思いでやっているか——こうした情報があるだけで、安心して来園や注文をしてもらえます。お店でいう「看板」と「店内の案内」を兼ねたものが、農家にとってのホームページです。

直売・いちご狩り・ネット販売の案内場所になる

直売所の場所、いちご狩りの予約方法、ネット販売の購入ページ——いずれもSNSの投稿1枚で完結する話ではありません。ホームページに固定ページとしてまとめておけば、お客さんは何度でもそのページを開けます。

「農家にとってホームページは、立派な会社案内というより、お客さんが迷わず来られるようにする案内板」——私はそう考えています。詳しい必要性は農家にホームページが必要な3つの理由にもまとめています。

農家ホームページに載せるべき内容

「何を載せればいいか分からない」という声をよく聞きます。立派なサイトを作る必要はなく、お客さんが知りたい情報が並んでいれば十分です。まずは下の表で、最低限そろえたい内容を整理しておきます。

載せる内容 目的
農園の基本情報 初めての人に安心してもらう
商品・販売時期 買える時期を迷わせない
営業時間・アクセス 来園前の不安を減らす
予約方法 行動に移しやすくする
よくある質問 問い合わせを減らす

農園の基本情報

  • 農園名
  • 所在地・住所
  • 連絡先(電話・問い合わせフォーム)
  • 代表者・農家の自己紹介

初めて来るお客さんは「この農園は誰がやっているのか」を気にします。顔写真や簡単なプロフィールがあると、ぐっと安心感が出ます。

商品・品種・販売時期

何を作っているのか、いつ販売しているのかを明記します。いちご農家であれば、品種名や食べ頃の特徴、収穫時期(12月〜5月)を載せておくと、来園前のお客さんがイメージしやすくなります。

営業時間・アクセス・予約方法

ここが一番見られるページになります。営業日カレンダー、住所(Googleマップ埋め込み)、駐車場の場所、予約フォームへの導線をまとめます。

「どこにありますか」「いつやっていますか」「料金はいくらですか」——この3つの質問はホームページに書いておけば、お客さんが自分で確認できます。

農園のこだわりや栽培の考え方

栽培方法、農薬への考え方、土づくり、品種選び——お客さんが「この農園で買いたい」と思う決め手になる部分です。長い文章でなくて構いません。1〜2段落で素直に書くだけで十分伝わります。

よくある質問

「ペットは入れる?」「雨でも開園してる?」「持ち帰り用パックはある?」——よく聞かれる質問をまとめておくと、問い合わせの数がぐっと減ります。お客さんもページを見て解決できるので、お互いに楽になります。

丹羽いちご園でホームページが役立っている場面

ここで、私自身が丹羽いちご園のホームページを運営していて「作ってよかった」と感じている場面を紹介します。一般論ではなく、実際の現場での話です。

いちご狩りの料金や時期を案内できる

料金表・営業時期・予約方法を1ページにまとめておくことで、お客さんから「いくらですか?」「いつまでやってますか?」と聞かれたら、ページのURLを送るだけで済みます。電話やDMで毎回同じ説明をしなくてよくなり、収穫や接客に時間を使えるようになりました。

実際の案内ページはいちご狩り料金ページでご覧いただけます。

直売や販売状況を伝えやすい

「今日はいちごの販売ありますか?」という問い合わせも多いです。販売状況を更新できるページを用意しておくと、お客さんが来園前に確認してくれるので無駄足を防げます。

はじめてのお客さんに安心してもらえる

農園の場所や雰囲気が分からないまま予約するのは、お客さんにとって不安です。写真付きでハウスの様子や駐車場の場所が分かるだけで、初めての方の予約率が変わったと感じています。

ブログ記事から農園を知ってもらえる

「いちごの保存方法」「いちごの洗い方」のようなブログ記事を書いておくと、家庭菜園や料理を調べていた人が偶然農園を知ってくれます。固定ページだけでは入り口が少ないですが、ブログ記事は検索からの入口になります。

農家ホームページは自作できる?

「自分で作るのは難しそう」と感じる方も多いですが、いまは自作でも見栄えのよいサイトを作れます。制作会社に頼む前に、まず自分で小さく始める選択肢を知っておくと良いです。

最初から完璧なデザインは必要ない

農園のホームページで一番大事なのは「最新の情報がちゃんと載っていること」です。デザインが多少素朴でも、料金や営業日が更新されていれば、お客さんはちゃんと来てくれます。

逆に、見た目はおしゃれでも、料金が古いままだったり、問い合わせフォームが動かなかったりすると、信用を落とします。デザインより「更新できること」を優先するのがおすすめです。

制作会社に頼む前に自分で小さく始める選択肢もある

制作会社に依頼すると、内容によっては初期費用で20〜50万円、保守費で月額1〜3万円ほどかかるケースもあります。最初から大きな金額を払うより、自分でWordPressを使って数千円/月から始めて、必要になったら制作会社に頼むほうが現実的です。

更新しやすさを考えるとWordPressが使いやすい

無料のブログサービスやホームページ作成サービスもありますが、農家のように「営業時期・料金・販売状況を頻繁に更新したい」場合は、WordPressが扱いやすいと感じています。ブログ機能と固定ページ機能がどちらも備わっていて、写真もきれいに表示できます。

無料サービスではなくWordPressで作るメリット

「無料でホームページが作れるサービスもあるけど、それじゃダメなの?」とよく聞かれます。無料サービスもダメではありませんが、長く運営するならWordPressをおすすめします。

自分の資産として残しやすい

無料サービスは便利な反面、サービスが終了したり、規約が変わったりすると、これまで書いた記事や設定が使えなくなることがあります。WordPressは自分でサーバーを借りて運営するので、データを自分の手元に残せます。長く農園を続けるなら、これは大きな安心材料です。

予約ページや販売ページへつなげやすい

WordPressにはプラグインという拡張機能があります。予約フォーム、決済機能、お問い合わせフォームなど、必要になったときに後から追加できます。最初は固定ページだけで始めて、ネット販売を始めるときに販売ページを足す——そんな育て方ができるのがWordPressの強みです。

ネット販売を始める前に整えておきたいことは農家がネット販売を始める前にやるべきことにもまとめています。

ブログ記事を積み上げやすい

WordPressはブログ機能が標準です。記事を書き続けると検索からの流入が増えていきます。私の場合も、いちごの育て方・保存方法・洗い方のような記事から、農園を知ってもらえるケースが増えました。

農家ホームページを作る手順

ここから、実際に農家がホームページを作る具体的な手順をまとめます。難しそうに見えても、順番に進めれば、まずは農園紹介と問い合わせページだけでも形にできます。

載せる内容を先に決める

いきなり作り始めるのではなく、紙やメモ帳で構いませんので、最初に載せる内容を書き出します。

  • 農園紹介(1ページ)
  • 商品・品種紹介(1ページ)
  • 営業時間・アクセス(1ページ)
  • 予約・問い合わせ(1ページ)
  • よくある質問(1ページ)

この5ページがあれば、農家のホームページとしては十分機能します。

ドメインとサーバーを用意する

WordPressを動かすには、ドメイン(○○.com のようなアドレス)とサーバー(WordPressを置く場所)が必要です。レンタルサーバーを契約すると、ドメインとサーバーをまとめて用意できることが多いです。

WordPressを入れる

主要なレンタルサーバーは「WordPressクイックスタート」のような機能で、契約と同時にWordPressをインストールできます。自分でインストール作業をしなくても、契約画面の流れに沿って進めるだけで使い始められます。

最初に必要な固定ページを作る

WordPressにログインしたら、まずは先ほどの5ページを「固定ページ」として作成します。テンプレート(テーマ)を選び、画像と文章を入れていきます。装飾は後から整えるので、最初は文字と写真だけでも構いません。

ブログ記事で検索流入を増やす

固定ページが揃ったら、ブログ記事を少しずつ書きます。「○○の育て方」「○○の保存方法」「収穫時期はいつ?」のような、お客さんが検索しそうな内容をテーマにすると、検索エンジンから人が来てくれるようになります。

農家ホームページ作成にエックスサーバーを使っている理由

レンタルサーバーは多くの会社がありますが、私はエックスサーバーを使って丹羽いちご園のホームページを運営しています。理由は次のとおりです。

WordPressを始めやすい

エックスサーバーは「WordPressクイックスタート」という機能があり、契約と同時にWordPressのインストール・ドメインの取得・SSL設定までまとめてできます。初心者でも申し込みから30分〜1時間でホームページの準備が整います。

管理画面が分かりやすい

サーバーの管理画面は、初心者でも迷いにくい作りになっています。私もWebの知識がほぼないところからスタートしましたが、必要な操作はだいたいパネルから探せました。

写真が多い農家サイトでも安定しやすい

農家のホームページは、いちごやハウスの写真をたくさん載せます。表示が重いと離脱の原因になりますが、エックスサーバーは表示速度が安定していて、写真の多いページでもストレスを感じにくいです。

私も丹羽いちご園で使っている

このサイト(niwa-ichigo.com)もエックスサーバーで運営しています。困ったときの情報がネット上にも多く、検索すれば解決方法がすぐ見つかるのも初心者にはありがたいポイントです。

農家ホームページをWordPressで作るなら

農家ホームページをWordPressで作るなら、まずはサーバーを用意する必要があります。丹羽いちご園のサイトも、エックスサーバーで運営しています。すぐに契約しなくても、料金や機能を確認しておくと判断しやすくなります。

エックスサーバーの料金と機能を確認する

具体的な開設手順は、エックスサーバーの始め方|農家が教えるWordPress公開手順でまとめています。

農家ホームページで失敗しやすいポイント

最後に、私自身が見てきた範囲で、農家がホームページを作るときに失敗しやすいポイントをまとめます。

おしゃれさだけを優先する

デザインに凝りすぎると、更新の手間が増えて続かなくなります。お客さんが見たいのは「料金・営業時期・連絡先」であって、凝った装飾ではありません。シンプルでも情報が整っているサイトのほうが信用されます。

予約・購入までの導線がない

ホームページで農園を知ってもらえても、予約ページや問い合わせフォームへの導線がないと、せっかくの興味が消えてしまいます。「ここから予約」「ここから問い合わせ」のボタンは必ず分かりやすい場所に置いてください。

更新できない作りにしてしまう

制作会社に丸投げで作ったサイトの場合、自分で更新できない作りになっていることがあります。営業時期や料金が変わるたびに費用がかかるのは大変です。自作でもプロ依頼でも、「自分で文字や写真を更新できるか」は最初に確認してください。

売るものを決めずに作ってしまう

「とりあえず作ろう」と始めると、何を売るための導線か曖昧なまま終わってしまいます。直売なのか、いちご狩りなのか、ネット販売なのか——一番大事な売りものを先に決めて、そこに導く構成にすることが大事です。

直売を中心にしたい方は農家が直売を始める方法|いちご狩りと相性がいい理由と売り方のコツもあわせて読んでみてください。

よくある質問

最後に、農家ホームページを作る前によく迷いやすい点を整理します。

農家のホームページは自作と制作会社、どちらがいいですか?

最初は自作で小さく始めるのがおすすめです。制作会社に依頼すると、内容によっては初期費用で20〜50万円、保守費で月額1〜3万円ほどかかるケースもあります。

まずはWordPressとレンタルサーバーで、農園紹介・商品紹介・営業時間・問い合わせページを作り、必要になった部分だけ外注する方が現実的です。

SNSをやっていれば農家にホームページは要らないですか?

SNSとホームページは役割が違います。SNSは今の情報を届ける場所、ホームページは料金・営業時間・予約方法などの固定情報を置く場所です。

同じ質問に何度も答える時間を減らしたい農家ほど、ホームページを持つ価値があります。

WordPressとレンタルサーバーの月額はどのくらいですか?

レンタルサーバーは月額900〜1,500円前後、ドメイン代は年間1,000〜3,000円ほどが目安です。WordPress自体は無料で使えます。

制作会社にすべて依頼するより費用を抑えやすく、最初の一歩として始めやすい方法です。

まとめ:農家ホームページは「作ること」より「売る導線」を決めることが大事

農家がホームページを作るときの一番のポイントは、「作ること」ではなく「何を売るためのホームページか」を先に決めることです。

  • 直売・いちご狩り・ネット販売をする農家ほど、ホームページの価値が大きい
  • 載せるべき内容は、農園情報・商品・営業時間・予約方法・こだわり・FAQの6つ
  • 自作で十分始められる。最初は完璧なデザインより更新しやすさを優先する
  • WordPressとレンタルサーバー(私はエックスサーバー)で小さく始めるのが現実的
  • おしゃれさだけでなく、予約・購入への導線がある作りにする

最初から立派なサイトを目指す必要はありません。「お客さんが迷わず来園・購入できる案内板」として、まずは小さく始めてみてください。

この記事はAI(Claude)の支援で作成し、農家本人(丹羽)が内容を確認・監修しています。

農家ホームページを公開する具体的な手順はこちら

農家ホームページの作り方|農家HPに載せる内容と始め方の解説

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