いちご狩り最終日に寄せて 〜感謝とこれから〜
みなさん、こんにちは。
埼玉県吉見町でいちご農家を営んでおります、丹羽いちご園の丹羽です。
本日、2025年5月17日をもちまして、今シーズンのいちご狩りが無事に最終日を迎えました。
まずは、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
今シーズンもたくさんのお客様にご来園いただき、本当に、本当にありがとうございました。
思い返せば、まだ残暑があったハウスの中。
まだ小さな苗を前に「今年もたくさんの笑顔に会えますように」と願いを込めて、いちごを育て始めた日から、もう半年近く経ったんですね。
こうして、今日という“区切りの日”を迎えられたこと。
それは決して当たり前のことではなく、私たちを信じて足を運んでくださったお客様、応援してくださる地域の皆さま、毎日いちごと向き合いながら支えてくれたおかげです。
今年も本当にたくさんのドラマがありました
毎年のことながら、シーズンを通してたくさんのドラマがあります。
初めていちご狩りを体験するお子さまが、最初はちょっと緊張気味だったのに、いちごを摘んで口いっぱいにほおばって「おいしい!」と目を輝かせたあの瞬間。
ご家族連れで「ここに来るのが毎年恒例なんです」と話してくださる常連のお客様。
「去年より甘い気がする!」「やっぱりここのいちごが一番好き!」と笑顔で教えてくださるカップルや友人グループの皆さん。
一人ひとりのエピソードが、私たちの胸にしっかりと刻まれています。
スタッフと「今年は特にお子さま連れが多かったね」「今年も○○さん来てくれたね」と話しながら、毎日お客様と向き合ってきました。
その一つひとつの光景こそが、私たちのやりがいであり、農家としての誇りでもあります。
「また来年も来るね」の言葉に支えられて
農業は、自然との勝負です。
気温、天候、日照、湿度…すべてがいちごの出来を左右します。
今年も、寒暖差の激しい日や、雨続きで心配になった日もありました。
でも、どんなときでもお客様の「また来年も来るね」「楽しみにしてるよ」の言葉が、私たちを前に進ませてくれました。
いちご狩りは今日で一区切りですが、私たち農家にとっては、ここからがまた新しいスタートです。
すでに来シーズンへの挑戦が始まっています
いちご狩りシーズンの裏では、もう来年に向けた準備が動き出しています。
土作り、苗作り、ハウスのメンテナンス…。
来シーズン、もっと甘くておいしいいちごを、もっと楽しく安全に過ごせる農園づくりを目指して、すでに一歩踏み出しています。
私たちは、いちごを「作る」だけではなく、お客様と一緒に「楽しむ」「思い出を作る」場所を目指しています。
だからこそ、味や品質はもちろん、「また来たくなる場所」にするための工夫や改善を、これからも重ねていきます。
SNSや公式サイトで情報発信中!
これからオフシーズンに入りますが、私たちは発信を止めることはありません。
公式SNSやホームページを通じて、来シーズンに向けた準備の様子や、いちご栽培の裏側、農家ならではの小話など、皆さまにお届けしてまいります。
✅ 来シーズンのスタート情報は公式SNSで発信予定です!
- X(旧Twitter):@niwa443ichigo
- Instagram:@ichigo.niwa443
ぜひフォローして、来シーズンを一緒に楽しみに待っていてくださいね。
未来の「もっと楽しい丹羽いちご園」を目指して
農業も、時代とともに進化していくものです。
これまで培ってきた経験を生かしつつ、新しい技術やアイデアも積極的に取り入れて、より多くの方に「丹羽いちご園っていいね!」と思っていただける場所を目指していきます。
たとえば、予約システムの改善や、オリジナル商品の開発、いちごスイーツイベントの開催など、今まで以上にワクワクする企画を準備中です。
「ただいま」「また来たよ」と気軽に立ち寄ってもらえる、地域に根ざした農園であり続けたい。
そんな思いを胸に、これからも挑戦を続けていきます。
最後にもう一度、心からの感謝を込めて
「来てくれる人がいるから、農家を続けられる」
これは、私たちが農業を続ける中で強く実感していることです。
いちごを作るだけでは、農業は成り立ちません。
そのいちごを「食べてみたい」と思ってくださる方がいるからこそ、私たちはいちごを作り続けられるのです。
だから、すべてのお客様に、心から「ありがとう」と伝えたい。
そして、来年もまた、変わらず笑顔でお迎えできるよう、これからの季節も一歩一歩、丁寧に準備を進めていきます。
また来年、ハウスいっぱいの真っ赤な宝石たちと一緒に、皆さまをお待ちしております。
今シーズン、本当にありがとうございました。
また来年、丹羽いちご園でお会いしましょう!
🍓 丹羽いちご園 園主 丹羽
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