こんにちは、丹羽いちご園の丹羽です。
12月に直売を少しし始めて1月からいちご狩りを開始の予定でいます。
冷凍の苺も売り切れです!
丹羽いちご園の苺は定植(苗の植え替え作業)が終わり、根っこがたくさん出るように管理しています!
10月のいちごの管理(育苗)についての私なりのメモを書いときます。気候や地域によって管理方法が異なる場合もあるため、お住まいの場所に合わせて調整してください。
10月の苺の育苗方法
10月の苺の管理についてお話ししたいと思います。この時期の苺の生育は、春の収穫に向けた重要な準備期間です。適切な管理を行うことで、甘くて美味しい苺をお届けするための基盤をしっかり整えます。
苺の植え付け
10月は、春に向けた苗の植え付けを行う時期です。丹羽いちご園では、選りすぐりの健全な苗を選び、畑に植えます。土壌はしっかりと耕し、適度な有機肥料を混ぜておくことで、苗が健やかに根を張り、成長しやすい環境を整えます。植え付けの際には、苗と苗の間に十分な間隔を確保し、風通しをよくすることで、病気の発生を防ぎます。
温度と水分管理
10月はまだ比較的暖かい日もありますが、夜間の気温が下がることもあります。そのため、温度管理は非常に大切です。苺は温度の影響を受けやすいため、温室内での栽培では、日中は温度が上がりすぎないように換気を行い、夜間は適度に保温します。温度が急激に下がると苗がストレスを受け、成長が遅れてしまうことがあるため、常に気温の変化をチェックしながら調整しています。
また、水分管理も重要です。苺は水分を多く必要としますが、過剰な水分は根腐れを引き起こす可能性があるため、適度な水やりを心掛けています。特に、天候に応じて水やりの頻度を調整し、土壌が乾燥しすぎないように注意しています。水を与える際には、根元に優しく水を注ぎ、葉や実に水がかからないようにしています。湿気が多すぎると病害虫の発生リスクが高まるため、バランスが大切です。
病害虫の予防
10月はまだ病害虫の被害が発生することがあるため、定期的な観察が欠かせません。特に、アブラムシやハダニなどの害虫は、苺の生育を阻害する大きな要因となります。丹羽いちご園では、化学農薬に頼らない自然に優しい方法で、病害虫の防除を行っています。例えば、天敵昆虫の導入や、有機的な農薬を用いることで、苺にとって健全な環境を保つよう心がけています。また、葉の異常や変色が見られた場合には、すぐに対処し、被害が広がらないように努めています。
栄養管理
苗が健全に成長するためには、適切な栄養管理が必要です。10月は成長の初期段階であり、しっかりと根を張り、葉を広げるための栄養が重要です。丹羽いちご園では、有機質肥料を中心に、バランスの良い肥料を定期的に施し、土壌の栄養状態を常にチェックしています。これにより、苗がストレスなく成長し、春には美味しい苺をたくさん実らせることができるのです。
まとめ
10月は、苺の生育にとって重要な準備期間です。植え付けから温度・水分管理、病害虫の防除、栄養管理まで、様々な作業が必要ですが、これらをしっかりと行うことで、春には最高の苺を皆様にお届けできるようになります。これからも、丹羽いちご園では一つ一つの作業に心を込めて、皆様に安心で美味しい苺を提供してまいります。
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