「形が悪い=捨てるなんてもったいない!」農家が本気で感動したHELASオンラインマルシェとは?

【農家の本音】信州の規格外野菜&果物が買える「HELASオンラインマルシェ」を使ってみて思うこと

こんにちは。埼玉県吉見町でいちご農家を営んでおります、「丹羽いちご園」の丹羽です。

普段は、丹精込めて育てたいちごを中心に、地域の皆さまに旬のおいしさをお届けしているのですが、今日は少し違ったテーマでブログを書かせていただきます。

今回ご紹介したいのは、信州の「規格外野菜」や「果物」をお得に購入できる【HELASオンラインマルシェ】という取り組みについて。

実はこのサービス、農家仲間から教えてもらったのがきっかけで知ったのですが、サイトを見てみて、商品ラインナップを見てみて、もう、心から「これは素晴らしい!」と感じたので、今日は農家目線でじっくり感想を書かせてもらおうと思います。


目次

「規格外」って、農家にとっては胸が痛む言葉なんです

まず最初に伝えたいのが、「規格外」という言葉の重みです。

私たち農家は、種をまき、苗を育て、土と対話しながら、一つひとつの作物に愛情を注いでいます。けれど、どんなに一生懸命育てても、天候や自然条件、虫の被害などで「見た目が良くない」作物はどうしても出てきてしまいます。

味も栄養も、正規品と何も変わらない。むしろ、収穫のタイミングによっては、味は正規品よりも濃くておいしいなんてこともあるくらいです。それでも、「見た目がちょっと悪い」「形が少し不ぞろい」という理由だけで市場では値がつかず、出荷できない。

その結果、泣く泣く捨ててしまうこともあるのです。

これは、農家にとって本当にやるせないこと。食べられるものを廃棄するのは、心にも環境にも、大きなマイナスです。

だからこそ、HELASオンラインマルシェのようなサービスは、私にとって希望の光のように感じたのです。


HELASオンラインマルシェのここがスゴイ!

では、実際にサイトを見て感じた「農家目線の良さポイント」を紹介します。

1. 規格外だけど味はバツグン!

まず何よりも、「味が変わらない」ということをしっかり打ち出している点が素晴らしい。

消費者の中には、「見た目が悪い=味もイマイチ」と思ってしまう方もいらっしゃいます。けれど、HELASさんのサイトでは、生産者の声や実際の畑の様子、出荷の背景まで丁寧に紹介されています。

「ちゃんと農家が作ってるんだよ」「味には自信があるんだよ」っていうのが、しっかり伝わってくるんです。これは本当にうれしい。

2. 食品ロスを減らせる

私たち農家にとって、「捨てずに食べてもらえること」は何よりの喜びです。

それは、作物を育てた人間にしかわからない感覚かもしれません。どんなに小さなキズがあっても、それでも「おいしいよ」と言って食べてくれる人がいる――そんな消費者がいる限り、私たちはまた畑に立つことができるんです。

このサービスを通じて、少しでもロスが減って、全国の農家が報われる社会になってほしい。

3. 農家を応援する仕組みになっている

HELASさんのマルシェでは、「信州の○○農園さんのトマト」など、農家の顔が見えるようになっています。これって、私たちにとってはものすごくありがたいんです。

名前が出るということは、責任と誇りを持って出荷しているという証。消費者の皆さんにも「この人が作ったんだ」と伝わることで、農家と食卓との距離がぐっと縮まる。

生産者と消費者のつながりが強くなることが、日本の農業の未来にとってもプラスになると私は思っています。


実際にどんな方におすすめ?

私がこのマルシェを特におすすめしたいのは、以下のような方々です。

  • 野菜や果物を普段からよく使う主婦の方
  • 小さいお子さんに旬の味を覚えてもらいたいご家庭
  • 少しでもフードロスを減らしたいと考えている方
  • 生産者の顔が見える食材を選びたい方
  • 「ちょっと不ぞろいでもいいから、お得に美味しいものを食べたい!」という方

何よりも、「農家を応援したい」という気持ちがある方にはぴったり。
自宅にいながら産直気分を味わえて、環境にも人にもやさしい買い物ができるって、すごく素敵なことですよね。


「見た目は不揃い、でも味は一級品」それが本当の“旬の味”

いちご農家として、私も時折「形が変なだけで売り物にならない」いちごに囲まれることがあります。

それでも、畑で採れたてを口にすると、「ああ、やっぱり美味しいなあ」と毎回感動するんです。見た目だけで評価されてしまうのは、作物も、そして作り手である私たち農家も、少し悲しい気持ちになります。

だからこそ、HELASオンラインマルシェのように、「味」をちゃんと評価し、届けようとしてくれる取り組みが広がっていくことを願っています。


最後に

農業は、自然とともに生きる仕事です。うまくいく年もあれば、思い通りにいかない年もあります。でも、そんな中でも「誰かの食卓に、美味しい笑顔を届けたい」と願う気持ちは、全国どの農家さんも一緒だと思います。

HELASさんのマルシェは、そんな農家の気持ちを代弁し、消費者との架け橋になってくれる素晴らしい仕組みです。

私も、いちご農家としてこのような取り組みに共感し、応援しています。そして、この記事を読んでくださった皆さんにも、ぜひ一度サイトを覗いてみてほしい。

きっと、「見た目じゃない、本当のおいしさ」が、そこにありますよ。

信州の野菜&果物をお得に全国の食卓へ【HELASオンラインマルシェ】


これからも、日本の農業がもっと身近に、もっと愛される存在になりますように。
丹羽いちご園・丹羽

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次