いちごの葉が丸まる原因|水切れ・暑さ・害虫の見分け方と対処法

いちごの葉が丸まる原因(水切れ・暑さ・害虫)を確認するサムネイル

いちごの葉が丸まると、「すぐ枯れるのでは」と不安になりますよね。原因の多くは、水切れ・高温・根傷み・ハダニやアブラムシ・肥料のやりすぎです。

まず確認したいのは、土の乾き・葉裏の虫・新葉だけか株全体か・葉の色としおれの4点です。葉が少し丸まるだけなら様子を見られることもありますが、しおれ・変色・葉裏の虫がある場合は早めに対処します。

丹羽いちご園でも、葉が丸まったときはすぐに薬剤や肥料を足すのではなく、土・葉裏・新芽の順に観察してから手を打ちます。この記事では、その見分け方と対処法を農家目線で整理します。

目次

いちごの葉が丸まる原因は?まず見るべき4点

原因を決めつける前に、次の4点を順に見ていきます。ここを確認するだけで、水切れなのか虫なのかの見当がつきます。

土が乾いていないか見る

指で土の表面から数センチ下を触り、乾いているかを確認します。カラカラに乾いていれば水切れが疑われます。逆に湿っているのにしおれている場合は、水切れではなく根のトラブルを考えます。

葉裏に虫がいないか見る

葉を裏返して、小さな虫や白い点々、べたつきがないかを見ます。ハダニやアブラムシは葉裏につきやすく、見落としがちです。虫がいれば、丸まりの原因は乾燥ではなく害虫の可能性が高くなります。

新葉だけか株全体か見る

丸まっているのが新しい葉だけか、株全体かで原因の幅が変わります。新葉だけなら害虫や生育の一時的な乱れ、株全体なら水分や根のトラブルを疑います。

葉の色やしおれを確認する

葉の色が薄い・黄色い・茶色いといった変化や、しおれ具合も大切な手がかりです。緑のまま少し丸まるだけと、黄色くしおれて丸まるのとでは、緊急度が違います。

見える症状 疑う原因
土が乾いて葉が丸まる 水切れ
日中だけ丸まる 高温・強い日差し
土が湿っているのにしおれる 根傷み・過湿
葉裏に小さな虫や点々 ハダニ・アブラムシ
葉色が薄い・黄色い 根傷み・肥料不足・肥料過多

葉が丸まる主な原因

いちごの葉が丸まる背景には、いくつかの典型的な原因があります。一つずつ特徴を見ていきましょう。

水切れで葉が内側に丸まる

もっとも多いのが水切れです。土が乾くと葉が水分を失い、内側に丸まって自分を守ろうとします。とくに気温が高い時期のプランター栽培は、土が乾きやすく注意が必要です。

高温・強い日差しで葉が丸まる

真夏の強い日差しが当たると、日中だけ葉が丸まることがあります。これは水切れと似ていますが、朝や夕方に戻るのが特徴です。土が十分湿っていれば、暑さによる一時的な反応のことが多いです。

根傷みや過湿で水を吸えない

土が湿っているのにしおれて丸まる場合は、根のトラブルを疑います。水のやりすぎや排水不良で根が傷むと、水があっても吸い上げられず、水切れに似た症状が出ます。このときに水を足すと逆効果です。

ハダニやアブラムシが葉を傷める

葉裏につくハダニやアブラムシも、葉を丸めたり縮れさせたりします。ハダニは白っぽい点々、アブラムシは葉のべたつきが目印です。害虫が原因のときは、水やりだけでは改善しません。詳しい駆除はいちごのアブラムシ駆除の記事いちごのハダニ対策の記事を参考にしてください。

肥料のやりすぎで根が弱る

良かれと思って肥料を多く与えると、かえって根が傷み、葉が丸まったり黄色くなったりします。肥料の与え方はいちごの肥料と追肥タイミングの記事で確認できます。迷ったら、まず肥料を止めて様子を見ます。

今すぐできる対処法

原因のあたりがついたら、状況に合わせて対処します。やみくもに手を打たず、確認した結果に沿って動くのが大切です。

土が乾いているなら朝夕に水を与える

土が乾いて丸まっているなら、水切れが原因です。気温が高い時期は、朝と夕方の涼しい時間に水を与えます。日中の暑い時間の水やりは避け、鉢底から水が出るまでしっかり与えます。

真夏は直射日光を避ける

暑さで日中だけ丸まる場合は、強い直射日光を和らげます。プランターなら半日陰に移したり、寒冷紗で日差しを弱めたりします。プランターの夏越しの工夫はいちごをプランターで夏越しさせる方法の記事も参考になります。

葉裏に虫がいるなら早めに取り除く

葉裏に虫が見つかったら、早めに取り除きます。数が少なければ、手で取るか水を勢いよくかけて洗い流すだけでも効果があります。広がっている場合は、上で紹介したハダニ・アブラムシの記事を参考に対処してください。

肥料は一度止めて様子を見る

肥料のやりすぎが疑われるときは、追加の肥料を止めます。すぐに足すのではなく、しばらく水やりだけで様子を見て、新しい葉の様子を観察します。

過湿なら風通しと水やり頻度を見直す

土が湿っているのにしおれるなら、水やりの回数を減らし、風通しをよくします。受け皿に水をためたままにせず、土がある程度乾いてから次の水やりをします。

葉の丸まりでやってはいけないこと

あわてて手を打つと、かえって株を弱らせることがあります。次の4つは避けましょう。

原因を見ずに水を大量にやる

丸まりを見てすぐ水をたっぷりやるのは危険です。原因が根傷みや過湿だった場合、水を足すほど根が傷みます。まず土の乾きを確認してから水やりを判断します。

すぐに肥料を足す

元気がないからと肥料を足すのも避けます。原因が肥料過多や根傷みなら、肥料はさらに負担になります。葉の丸まりは栄養不足以外の原因が多いことを覚えておきます。

丸まった葉を全部切る

丸まっただけの葉をすべて切るのもおすすめしません。葉は光合成をして株を支えています。切るのは枯れた葉や病気が疑われる葉だけにとどめます。葉の黄変が気になる場合はいちごの葉が黄色くなる原因の記事も確認してください。

薬剤を先に使う

原因が分からないうちに薬剤を使うのは避けます。害虫がいないのに薬剤をまいても効果はなく、株への負担だけが増えます。まず観察し、必要だと分かってから使います。

丹羽いちご園ならどこを見るか

同じ「葉が丸まる」でも、見るべき順番を決めておくと判断が速くなります。丹羽いちご園での観察の流れを紹介します。

葉裏と新芽を先に見る

まず葉裏と新芽を確認します。害虫は葉裏や柔らかい新芽につきやすく、ここを先に見れば虫が原因かどうかを早く切り分けられます。

水切れか根傷みかを分けて考える

次に、土が乾いているのか湿っているのかを確認します。乾いていれば水切れ、湿っているのにしおれていれば根傷みと、同じしおれでも対処が逆になるためです。

一株だけか全体かで原因を絞る

一株だけ丸まっているのか、全体に出ているのかも見ます。一株だけなら、その株の根や虫など局所的な原因、全体なら水分管理や気温など環境の原因を疑います。

症状別の見分け方

葉の状態をもう少し細かく見ると、原因をさらに絞り込めます。代表的なパターンを整理します。

葉が丸まるだけなら様子見できることもある

葉が緑のまま少し丸まるだけで、しおれや変色がない場合は、暑さや一時的な水分不足のことがあります。水やりと日差しを整えて、数日様子を見て回復するか確認します。

葉が黄色いなら肥料・根・水分を疑う

丸まりに加えて葉が黄色い場合は、肥料の過不足・根傷み・水分のかたよりを疑います。原因が一つとは限らないため、土の状態と肥料の与え方を合わせて見直します。

葉が白っぽい・べたつくなら害虫を疑う

葉が白っぽくかすれたり小さな点々が見える場合はハダニ、葉や新芽がべたつく場合はアブラムシの可能性があります。どちらも葉裏や新芽を確認し、見つかったら早めに対処します。

予防のためにできる管理

葉が丸まるトラブルは、日々の管理である程度防げます。難しいことではなく、続けられる習慣がポイントです。

水やりを極端に空けない

土を完全に乾かしてから一気に与えるより、適度な間隔で水やりを続ける方が、株への負担が減ります。とくに気温が高い時期は乾きやすいので、土の状態をこまめに見ます。

風通しをよくして葉裏を定期的に見る

株が混み合うと湿気がこもり、根傷みや害虫の原因になります。古い葉を整理して風通しをよくしておきましょう。あわせて水やりのついでに葉裏をのぞく習慣をつけると、害虫に早く気づけて丸まる前に対処できます。

肥料は規定量を超えない

肥料は多ければよいものではありません。規定量を超えないようにし、弱った株を追肥で回復させようとしないことが大切です。葉が丸まる原因は栄養不足以外が多く、与えすぎはかえって根を傷めます。

土の乾き具合を数値で確かめる

いちごの葉が丸まる原因で多いのが、水切れと過湿の取り違えです。土が乾いているのか湿っているのかを手の感触だけで判断するのは、慣れないと迷いやすいところです。

土壌水分計があると、水切れか過湿かを数値で確認でき、水やりの判断がしやすくなります。ただし道具に頼り切らず、葉裏・葉の色・株全体の様子も合わせて見るようにしましょう。

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まとめ:葉が丸まったら水・葉裏・根の順に確認する

いちごの葉が丸まったら、まず土の乾き・葉裏の虫・葉の色・新葉だけか全体かを順に確認します。原因を見極めてから、水やり・日差し・害虫・肥料の対処を選びます。

丸まりだけで慌てない

葉が少し丸まるだけで、しおれや変色がなければ、すぐに枯れるとは限りません。あわてて水や肥料、薬剤を足さず、まず観察することが回復への近道です。

しおれ・変色・害虫があれば早めに対処する

一方で、しおれ・黄変・葉裏の虫がある場合は早めの対処が必要です。原因に合わせて手を打てば、株を立て直せることも多いので、落ち着いて一つずつ確認していきましょう。


※この記事は丹羽いちご園の栽培経験をもとに、AIの補助を使って作成しています。栽培環境や品種によって状態は異なるため、参考情報としてご活用ください。

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