【農家・丹羽が本音で語る】いちご狩りを100倍楽しむために本当に大切なこと ~農家だからこそ伝えたい「いちごの選び方・取り方・楽しみ方」~
こんにちは!
埼玉県吉見町で「丹羽いちご園」を営んでおります、いちご農家の丹羽です。
いつも私のブログを楽しみにしてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
「また読みたかった」「今回は何を語ってくれるんだろう」と待っていてくださる声が、農家として、発信者として、本当に励みになっています。
さて、今回は私自身もとても楽しみにしていたテーマでお話しさせていただきます。
そのテーマとは……
いちご農家が本音で語る「いちご狩りを100倍楽しむ極意」
皆さん、いちご狩りに行った時、こんな風に思ったことはありませんか?
- どれが一番甘いんだろう?
- どれを摘んだら美味しいのかな?
- 思ってたより味に差があるな…
- もっと満足できる楽しみ方ってないの?
そんな風に少しでも感じたことがある方は、ぜひ今日のブログを最後まで読んでみてください。
いちご狩りの楽しさは、「美味しいいちごに出会えるかどうか」で大きく変わります。
そして、実はその「美味しいいちご」は、ちょっとしたポイントを知っているだけで誰でも簡単に見つけることができるんです。
今日は、いちご農家としての経験を全部さらけ出して、本音で、プロの目線で、「いちご狩りを何倍も楽しくするコツ」をお話ししていきます。
いちご農家直伝!「甘くて美味しいいちご」の見極めポイント3選
1. ヘタのギリギリまで真っ赤に色づいている
まず一番大事なのは「色」です。
これ、本当に多くの方が「先っぽだけ赤いから食べごろかな」と思って摘んでしまうんですが……実は、それだとまだ早いんです。
いちごの甘さが一番のっているのは、ヘタのギリギリまでしっかり真っ赤に色づいたもの。
これだけは絶対に覚えてください。
特に当園のように「紅ほっぺ」「よつぼし」など、品種ごとに色の濃さが違うので、よく見比べて「ヘタの下まで赤いか?」を意識してみてください。
2. ツヤツヤでふっくらしている
これも農家だからわかる「見た目」のポイントです。
いちごは鮮度が落ちてくると、水分が抜けてツヤがなくなり、表面がしぼんでくるんです。
逆に、糖度も水分もピークのいちごは「ツヤッツヤ」で「ふっくら」としています。
遠くから見ても「お、あれツヤツヤだな」とわかるくらい違いがあります。
「なんとなく赤いから…」ではなく、「ツヤがあるかどうか」をじっくり見てください。
3. ヘタがピンと反り返っている
これも意外と知られていませんが、ヘタが元気かどうかは鮮度のバロメーターです。
ヘタがしおれていたり、下向きに垂れているものは時間が経っています。
逆に、ヘタがピンと立って反り返っているものは、ついさっきまで株についていたような新鮮ないちごの証拠。
ヘタまでチェックする人は少ないですが、ここを見られるようになったら、もう立派ないちごマスターです。
いちご狩りで失敗しない!上手な摘み方・食べ方のコツ
「どうやって摘んだらいいの?」という質問も、毎日のようにいただきます。
意外と力任せに引っ張ってしまったり、株ごと傷つけてしまう方もいるんですが、実は摘み方にもコツがあるんです。
1. ヘタを持って「くるっ」と手首をひねる
いちご狩り初心者さんがよくやってしまうのが、「引っ張る」こと。
でもこれ、力加減を間違えると、実や株を傷めてしまいます。
一番おすすめなのは、ヘタを軽くつまんで「くるっ」と手首をひねること。
これだけで、気持ちよく「プチッ」と取れるんです。
無理に力を入れなくても、ちゃんと熟したいちごは自然に取れるようになっています。
「プチッ」が気持ちよくなって、クセになるかもしれませんよ(笑)
2. 先端からパクッとかぶりつく
「どこから食べるのが一番美味しいの?」という質問もありますが、答えは「先端から」です。
いちごは先端に向かって甘みが強くなる性質があります。
ヘタを持って、先端を口に入れる。これが一番美味しさを感じやすい食べ方です。
ぜひ意識して試してみてください。
いちご狩りをもっと美味しく楽しむための豆知識
1. 練乳やチョコがなくても、完熟いちごは甘い!
「いちご狩り=練乳」というイメージを持つ方も多いですが、ぜひ一度「何もつけずに」そのままの味を楽しんでみてください。
完熟のいちごは、糖度がしっかりのっているので、本当にそのままで十分甘いんです。
特に、ヘタのギリギリまで赤くなったツヤツヤいちごをそのまま食べた時の「自然の甘さ」は、一度味わったら忘れられません。
もちろん、途中で味変として練乳やチョコを楽しむのもアリです。
でもまず最初の一粒は「何もつけず」に食べてみてください。
農家として、一番おすすめの食べ方です。
2. いちご狩り前日は軽めの食事でお腹を空かせてくる
「食べ放題だから元を取らなきゃ!」と気合を入れて来られる方もいますが、やっぱり満腹だと楽しさも半減してしまいます。
前日は夜遅くまで食べ過ぎず、当日は軽めの朝食にしておくと、より美味しく、より多くのいちごを楽しめますよ。
3. いろんな品種を少しずつ食べ比べて、自分好みを見つける
丹羽いちご園では、「紅ほっぺ」「よつぼし」「べにたま」など、様々な品種を育てています。
それぞれ甘さ、酸味、香り、食感が違うので、最初はいろんな品種を少しずつ食べ比べてみてください。
「私は甘み重視」「いや、やっぱり酸味が爽やかな方が好き」「香りが華やかな品種が好み」
そんな風に、自分だけのお気に入りを見つけるのも、いちご狩りの楽しみの一つです。
まとめ|農家直伝!いちご狩りを100倍楽しむ4ステップ
最後に、もう一度ポイントをまとめます。
✅ 1. ヘタのギリギリまで赤い、ツヤツヤでふっくらしたいちごを探す
✅ 2. ヘタを持って「くるっ」とひねって優しく摘み取る
✅ 3. 先端からパクッと食べて甘さをしっかり感じる
✅ 4. いろんな品種を食べ比べて、自分好みを探す
この4つを意識するだけで、いちご狩りの楽しさ・満足度は間違いなく何倍にも膨らみます。
最後に…
いちご狩りは「いちごを食べる」だけじゃありません。
その場の空気、摘む楽しさ、品種の違いを知るワクワク感、家族や友人と笑い合う時間……
すべてが特別な体験です。
だからこそ、丹羽いちご園では「また来たい」「あの味をもう一度味わいたい」と思ってもらえるように、日々愛情を込めていちごを育てています。
ぜひ、今日お話ししたコツを思い出しながら、また吉見町・丹羽いちご園に遊びに来てくださいね。
皆さまにお会いできる日を楽しみに、ハウスでお待ちしております。
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また次回のブログもお楽しみに!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
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