知らなきゃ損!スーパーの半額で買える“農家直送米”の真実をいちご農家が語る

「いちご農家丹羽が語る!農家から直接“お米”を買うということ」

皆さんこんにちは。埼玉県吉見町でいちご狩り農園を営んでおります、丹羽いちご園の丹羽です。
今日は、いちご農家として、そして同じ「農産物を直接お客様に届ける立場」として、ある動画を見た感想を皆さんにお届けしたいと思います。

その動画のテーマは「農家から直接お米を買うメリット」についてでした。
正直、これを見て「これは自分のいちごの販売にも全く同じことが言える!」と何度も頷いてしまいました。


目次

■ 価格の差に驚愕!なのに売れない不思議

動画の冒頭で、「農家から直接お米を買えば30kgで1万円ほど。でもスーパーなら30kgで2万円以上」と説明されていました。
これ、消費者の皆さんからすれば「え!?そんなに違うの?」と思ったことでしょう。

でも、農家の私からすれば「そうそう、それが現実なんだよな」と心底納得しました。
いちごも同じです。
動画で「消費者が間違った認識を持っているからだ」と語っていましたが、これもまさにその通り。
「農家から直接買うのは大変」「特別な手間がかかる」「品質が心配」そんなイメージを持たれていることが本当にもったいないな…と感じました。


■ 大量購入しなくていい時代

お米と違って、いちごは保存が利かないので「大量購入」の問題はあまりありません。
でも、「農家=大量に買わされそう」という心理的ハードルは確かにあるように感じます。

動画では「昔は30kg袋しか用意していなかったけど、今は10kgや20kgもある」と話していましたね。
農家も時代に合わせて柔軟に対応しているんです。

私たちいちご農家も同じです。
いちご狩りだけでなく、少量販売用にパック詰めしたいちごや、加工用いちごも販売しています。
「いきなり行って、大量に買わなきゃいけないんじゃないか」と心配しなくても、必要な分だけ、欲しい分だけ買える農家が増えています。


■ 精米・配達・品質管理…農家の工夫に脱帽

動画では精米や配達の工夫についても語られていましたね。
「精米してからすぐの方が美味しい」とか、「近隣なら軽トラックで配達している」とか、「米粒の大きさや品質を公表している」とか…。

いやぁ、これは素晴らしい。
私自身、いちごをどうやって美味しく食べてもらえるかを常に考えていますが、こうした細やかな配慮は本当に見習いたいです。

特に「米粒の大きさを測定して公表する」という取り組みには感動しました。
いちごも「大きい」「甘い」「形が良い」だけでなく、もっと数値化できる指標を作れたら面白いかもしれませんね。
糖度計を使って「本日の最高糖度○○度!」なんて掲示しても喜ばれそうです。


■ 農家と消費者をつなぐ仕組みづくりの必要性

動画の最後に、「農家と消費者をつなぐアプリが欲しい」と話していましたね。
私も全く同じことを思います。

「いちご狩りに行きたい」「美味しいいちごを直接買いたい」と思っていても、
「どこにあるのか分からない」「どうやって探したらいいのか分からない」
そんな人が実際にたくさんいます。

SNSをやっていても「こんな近くにいちご農園があるなんて知らなかった!」とよく言われます。
知ってもらえさえすれば、来てくれる人はたくさんいるのに…。

農家が自力で情報発信を続けるのは正直、かなりの労力です。
だからこそ、農家同士がつながったり、消費者と農家をマッチングできる仕組みがあれば、もっと多くの人が「新鮮・お得・安心」を体感できるはずです。


■ 直接買うって「味」だけじゃない価値がある

いちごもお米も、直接買うメリットは「価格」や「鮮度」だけじゃありません。

「生産者の顔が見える安心感」
「農家の想いを知る楽しさ」
「季節や自然を感じる喜び」

そういう“体験そのもの”が、本当に大きな価値なんです。

いちご狩りに来てくれたお客様が、「また来年も来るね!」と声をかけてくれるたびに、
「いちごが美味しいだけじゃなく、ここで過ごす時間を楽しんでくれてるんだな」と感じます。

お米農家さんもきっと同じ気持ちでしょう。
「うちの米を選んでくれてありがとう」
「今年も美味しく育てるから、また買ってね」
そんな温かいつながりが、直接販売には詰まっているんだと思います。

■ まとめ 〜農家から買う一歩を〜

農家から直接買うって、決して「特別な人だけの買い方」ではありません。
むしろ、私たちの親や祖父母の時代には、もっと身近で当たり前の風景だったはずです。

「近所の農家からお米や野菜を買う」
「季節ごとの味覚を農家から直接受け取る」
「作っている人の顔を知っている安心感」

これらは本来、特別な体験ではなく「暮らしの一部」だったのではないでしょうか。
都市化や流通の発展によって便利な時代になった一方で、
私たちはいつの間にか「生産者の存在」を遠ざけてしまったように思います。

もちろん、スーパーや通販も必要不可欠な存在です。
忙しい毎日を支える強い味方でもあります。
だからこそ、無理に「全部農家から買ってください」と言うつもりはありません。

ですが、「農家から直接買うなんて自分には関係ない」と決めつけてしまうのは、少しもったいない気がします。
ほんの少し視野を広げて、「そういう買い方もあるんだな」と知ってもらえたら、
それだけで農家と消費者、どちらにも小さな幸せが生まれるはずです。

たとえば、農家から届く“採れたての味”。
生産者の想いや育てた物語を知ることで、毎日のごはんやおやつがちょっと特別に感じられるかもしれません。
そんな小さな感動や発見が、これからの食卓をもっと豊かにしてくれると私は信じています。

いちご農家として、私も「農家から直接買ってもらう体験の価値」をもっと伝えていきたいと思います。
吉見町という小さな町の小さな農園ですが、
「行ってよかった」「また来たい」と思ってもらえる場所になるよう、
これからも心を込めていちごを育て、情報を発信し続けていきます。

この記事を読んで、「一度、農家から直接買ってみようかな」と思ってもらえたなら、
その小さな一歩が、きっとあなたの暮らしに新しい楽しさや美味しさを運んでくれるはずです。

そして、もしその一歩が「いちご狩り」というカタチで私たちの丹羽いちご園に向かってくれたなら、
これほど嬉しいことはありません。

いちごの甘い香りが広がるハウスで、皆さんにお会いできる日を心から楽しみにしています。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

🔗 参考元動画はこちら(YouTube)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次