いちごに実がならない3つの原因と農家直伝の対策

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「せっかくいちごの花が咲いたのに、実がならない……」そんな悩みを抱えていませんか?

毎年春になると、私のもとにも家庭菜園を楽しむ方からこの相談が届きます。水やりも肥料もちゃんとやっている、花だって咲いている。なのに実がつかない。この状況は決して珍しくありません。

正しい原因を知って、適切な対処をすれば必ず改善できます。この記事では、丹羽いちご園の農家として長年いちごを育ててきた私が、実がならない本当の原因と今日からできる具体的な対策をお伝えします。

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目次

いちごに実がならない根本的な原因とは?

家庭菜園でいちごを育てていると、「花は咲くのに実がならない」という壁にぶつかることがあります。原因は大きく3つに分けられます。「受粉の失敗」「肥料の問題」「日照不足」です。

表面的には同じ症状でも、根本的な原因はまったく異なることが多い。

私の農園でも苗を取り入れた初期のころ、「実がなりにくい株」が続出した時期がありました。あれこれ試した末に、原因はハウスの配置による日照不足でした。ハウスの向きを少し変えただけで、翌シーズンからの収穫量がぐっと増えました。

原因を正しく特定することが、解決への最短ルートです。順番に見ていきましょう。

原因① 受粉がうまくいっていない

いちごの花は自然に受粉しにくい構造をしている

いちごの花は、中心に雌しべが集まり、その外側を雄しべが取り囲む構造になっています。野外ではミツバチなどの昆虫が花粉を運んでくれますが、室内栽培やマンションのベランダでは昆虫がほとんど来ません。

受粉が不完全だと、実がならないだけでなく、いびつな形の実や途中で落ちてしまう実になります。

私の農園ではハウス内にミツバチの巣箱を置いて、自然に近い受粉環境を整えています。家庭菜園でミツバチを使うのは難しいですが、代わりに「人工授粉」が非常に効果的です。

人工授粉のやり方と正しいタイミング

人工授粉で最も大切なのは「タイミング」です。花が開いてから2〜3日以内に行うと着果率が高まります。雄しべに黄色い花粉が見えているうちが、授粉のベストタイミングです。