ゴツゴツしたいちごや、先端がニワトリのトサカのような形になったいちごは、「鶏冠果(けいかんか)」や「乱形果(らんけいか)」と呼ばれます。鶏冠果は見た目が変わっていても食べて大丈夫です。

双子のようにくっついて見えるものには「連生果」もあります。鶏冠果の根本原因は窒素過多ですが、連生果には花芽分化時の生育異常や受粉の不完全さが関係すると考えられており、原因は同じではありません。

鶏冠果と連生果(双子いちご)を区別する

鶏冠果や乱形果は、先端が四角く広がったものや、ニワトリのトサカのような形、表面がゴツゴツしたものなどがあります。

一方、複数の実がつながったように見える「連生果」が、双子いちごとして話題になることもあります。鶏冠果と連生果では、発生に関係する要因が異なります。

連生果には、花芽分化時の生育異常や受粉の不完全さが関係すると考えられています。受粉と奇形果の関係は、いちご奇形果を防ぐ人工授粉のやり方でも解説しています。

普通の円錐形のいちごと、先端がくっついたような形の鶏冠果いちごの比較イラスト

写真のように、普通の円錐形のいちごに対して、鶏冠果は先端が四角く広がったり、ニワトリのトサカのような形になったりします。

鶏冠果はなぜできる?花托が大きくなりすぎるメカニズム

鶏冠果や乱形果ができる直接的な原因は、「花托(かたく)」の異常な肥大です。

花托が異常に肥大すると、先端が四角くなったり、ニワトリのトサカのような形やゴツゴツした形になったりします。

花托が小さい花と大きい花の断面図。花托が大きいと鶏冠果になりやすいことを示す模式図

根本的な原因は窒素過多です。

栽培上の対策は、花芽形成期間の窒素を減らすことと、大きな花ができた段階で摘花することです。

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摘花には小回りのきく剪定バサミが使いやすい

大きく育ちすぎた花を早めに摘み取るなら、先端が細く小回りのきく剪定バサミがあると作業しやすくなります。

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鶏冠果は食べても大丈夫?気になる味は

鶏冠果は食べても安全です。形が変わっていること自体は、食べられないことを意味しません。

味も必ず悪くなるわけではありません。株の勢いが良く、大きな花からできる分、甘みが濃厚になりやすいと言われています。

なお、形が変わっていることと、果実が赤くならないことは別の疑問です。色づきについて知りたい場合は、いちごが赤くならない3つの原因と対策を参考にしてください。

よくある質問

Q. 鶏冠果の原因は?

直接的な原因は花托の異常な肥大で、根本原因は窒素過多です。

Q. 鶏冠果ができやすい時期はある?

鶏冠果は頂花房や第一次腋花房など最初の方にできる花房で発生が多く、11月〜2月にかけて多く見られます。

この記事は、公的機関・専門メディアなど複数の信頼できる情報源をもとにAIが構成し、丹羽いちご園が内容を確認しています。