いちご苗は、親株につながっていた側を畝の内側へ向け、その反対側を通路側へ向けて植えるのが基本です。花房(花と実の房)は、親株につながっていた側の反対側に出ると、タキイ種苗の通販サイトのQ&AやNHK出版『みんなの趣味の園芸』で説明されています。
植え付け当日は、まず苗の株元を見て、どちらが親株につながっていた側かを確かめます。畑では「親株側は畝の内側、実は通路側」と覚えると判断しやすくなります。
この記事でわかること
- いちご苗をどちら向きに植えるか
- 親株につながっていた側と花房の関係
- 親株につながっていた側が分からないときの見方
- 畑とプランターでの向きのそろえ方
いちご苗は親株につながっていた側を畝の内側に向けて植える
花房は親株につながっていた側の反対に出る
タキイ種苗の通販サイトのQ&Aでは、実になる花房はランナーのあと(親株につながっていた部分)がある方の反対側に出てくるため、そちらを畝の内側に向けて植えると説明されています。
NHK出版『みんなの趣味の園芸』でも、いちごの花は株から伸びたランナーと反対側の方向につく性質があるとされています。
つまり、植え付ける前に見る場所は「花が咲きそうな向き」ではなく、苗が親株につながっていた側です。その反対側が、花房と実が出る側になります。
通路側に実を向けると収穫しやすい
タキイ種苗の通販サイトのQ&Aでは、実のなる方向が畝の外側になるように植えると収穫しやすく、果実に光が当たるので着色もよくなると説明されています。
コメリのHowToでも、花房がランナーの反対側に出るため、ランナーを通路の反対側に向けると収穫しやすいとされています。

図解1では、親株につながっていた側を確かめ、その反対側に花房と実が出ることを確認してから、親株側を畝の内側、花房を通路側へ向ける流れを示します。
親株につながっていた側の見分け方
市販苗は短く切ったランナーが残っていることがある
NHK出版『みんなの趣味の園芸』では、市販の苗には短く切られたランナーの跡が残っているので、それと反対側を通路に向けて植えつけると収穫がラクになると説明されています。
この短く切られたランナーが、苗が親株につながっていた部分です。苗を買ってきたら、植え穴に入れる前に株元を見て、これが残っていないか探します。見つけたら、その側を畝の内側に向けます。
自分で採った苗は親株につながっていたランナーを見る
JA石川かほくの家庭菜園ページでは、花房が通路側に出るよう、親からの古いランナーを畦の内側に向けると説明されています。
自分で苗を採る場合は、子株から親株の方向へつながっていたランナーの残りが、この「親からの古いランナー」にあたります。
丹羽いちご園では、ランナーを切るとき、子株が出ている節を確認し、その節よりも親株に近い側で切っています。こうすると節は子株側に残ります。
ランナーを切る位置の考え方は、いちごのランナーを節より親株側で切る理由で詳しくまとめています。
クラウンの傾きも花房の向きの手がかりになる
タキイ種苗の通販サイトのQ&Aでは、クラウンは葉の付け根のふっくらとした太い部分で、クラウンの傾いた側に花房が伸長すると説明されています。
同じ資料では、苗を20〜25度傾けることで花房の発生方向を調節できるとも説明されています。親株につながっていた側とあわせて、クラウンがどちらへ傾いているかも見ておくと、花房が出る側を判断する手がかりが増えます。
畑とプランターでの向きのそろえ方
畑では親株側を畝の内側、花房を通路側へ向ける
畑で植える場合は、親株につながっていた側を畝の内側、花房が出る反対側を通路側へ向けます。JA石川かほくの家庭菜園ページとコメリのHowToでも、花房が通路側に出る向きが示されています。
丹羽いちご園では親株側を通路と反対側に向けている
丹羽いちご園でも、定植のときは苗の向きをそろえています。親株につながっていた側を通路と反対側に向けて植えると、実が通路側に出てきます。
向きと同時に株と株の間隔も決めます。株間の目安は、いちごの株間は何cmにするかで整理しています。
プランターでは実が縁の外側に出る向きを考える
アルスコーポレーションのプランター栽培の解説では、苗をプランターの縁に沿って植えると、いちごが空中にぶら下がって実るため、ナメクジの被害を受けにくくできると説明されています。
同じ解説では、ランナーの反対側に実が着くので、収穫しやすい向きで植え付けるとされています。プランターでは、実が縁の外側に出る向きを先に考えると分かりやすくなります。親株につながっていた側をプランターの内側、花房が出る反対側を縁の外側へ向けるイメージです。
ハイポネックスの園芸情報サイトでは、ランナーとは反対側に花や実をつける特徴があり、日の当たるほうに花が咲くようにランナーの向きを決めて植えつけると説明されています。
プランター栽培全体の置き場所や管理は、いちごのプランター栽培ガイドもあわせて確認してください。

図解2では、畑では親株につながっていた側を畝の内側、花房を通路側へ向ける配置、プランターでは親株につながっていた側をプランターの内側、花房を縁の外側へ向ける配置を上から見て示します。
向きと一緒に確認したい植え付けのポイント
苗の向きだけでなく、クラウンを埋めすぎないことも確認します。NHK出版『みんなの趣味の園芸』では、株元のクラウンを埋めないように注意するとされています。
コメリのHowToでは、クラウンの部分が地上に出る程度のやや浅めに植えつけると説明されています。深植えは生育低下、浅すぎると根の活着が悪くなるとも示されています。
JA石川かほくの家庭菜園ページでは、クラウンの下が少し隠れる程度の浅植えとされています。植え付け時期や深さは、いちごの定植時期と正しい植え方でも確認できます。
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よくある質問
Q. 親株につながっていた側が分からない苗はどう見ますか?
タキイ種苗の通販サイトのQ&Aでは、クラウンの傾いた側に花房が伸長すると説明されています。親株につながっていた側が分からないときは、クラウンの傾きも手がかりになります。この傾きも見ながら、花房が出る側を通路側やプランターの縁の外側へ向けます。
Q. プランターでも向きは気にしますか?
アルスコーポレーションのプランター栽培の解説では、ランナーの反対側に実が着くので、収穫しやすい向きで植え付けるとされています。ハイポネックスの園芸情報サイトでは、日の当たるほうに花が咲くようにランナーの向きを決めて植えつけると説明されています。
Q. 植え付けはいつごろですか?
タキイ種苗の通販サイトのQ&Aでは、一般地での定植は9月中旬以降、遅くとも10月いっぱいで終了とされています。
ハイポネックスの園芸情報サイトでは、植えつけ時期は10月〜11月とされています。資料によって9月中旬から11月まで幅があるため、住んでいる地域の気温に合わせて考えます。
まとめ
いちご苗の向きは、親株につながっていた側を基準に決めます。その反対側に花房が出るため、畑では親株側を畝の内側、花房を通路側へ向けます。
プランターでは、親株につながっていた側をプランターの内側、花房を縁の外側へ向けるイメージです。向きを決めたら、クラウンを埋めすぎない深さも一緒に確認して植え付けます。
植え穴に入れる前に、まず株元を見て親株につながっていた側を確認する。この一手間で、畑でもプランターでも苗の向きをそろえやすくなります。
この記事はAI(Claude)の支援で作成しました。丹羽いちご園に関する記述は、当園の過去の記事と園主への聞き取りにもとづいています。苗の向きや植え付けの一般的な目安は、種苗会社・JA・園芸資材メーカーなどの公開資料を参考にしています。