いちご直売のパックに「250g」などのグラム表示がないと、量が公平なのか気になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、私たち丹羽いちご園では、グラム(重さ)と粒の大きさの両方を基準にしてパックの内容量を揃えています。
いちご直売のパック、グラム表示がないのは普通?
スーパーで売られているいちごの多くは、パッケージに内容量(グラム)が印字されています。
一方、農園の直売所やいちご狩りの直売コーナーでは、グラム表示がないパックを見かけることも珍しくありません。
グラム単位で量を管理するスーパー向けの流通と、その日採れたものをその日のうちに並べる直売とでは、量の揃え方の考え方が違うためです。
丹羽いちご園では量り売りではなく、一定の見た目量に詰めた定量パックで販売しています。量り売りで販売する場合の値付けの考え方は「いちご直売で売れ残る原因と対策|量り売りを行う農家の品出し・値付け基準」にまとめているので、あわせてご覧ください。
丹羽いちご園がグラムと粒の大きさを両方そろえる理由
丹羽いちご園では、パックに詰めるとき、重さ(グラム)と粒の大きさの両方を見ながら量を揃えています。理由は大きく2つあります。
見栄えが良くなる
粒の大きさをある程度揃えると、パックを開けたときの見た目が整います。重さだけ揃っていても、大きい粒と小さい粒が混ざっていると、同じグラム数でも雑な印象になりやすいです。
輸送中に実が動きにくくなる
粒の大きさを揃えてグラムも合わせておくと、パックの中で実同士の隙間が均一になります。隙間が大きいと持ち運びや配送のときに実が動いてしまい、傷みやすくなります。

そろえない場合と、そろえる場合(丹羽いちご園の方法)を並べると、隙間の違いが一目でわかります。
丹羽いちご園では、パックの価格を先に「時期」と「周辺相場」の2つの基準で決めています。詳しい考え方は「いちごの直売価格を決める2つの基準|時期と周辺相場を見る丹羽いちご園の考え方」にまとめています。そのうえで、パックの中身はグラムと粒の大きさの両方を意識して詰めています。
いちごは収穫する日や株の状態によって実の大きさが変わるため、グラムだけを揃えても見た目がバラつくことがあります。逆に大きさだけを揃えても、パックごとの重さが違いすぎると不公平に見えることがあります。だからこそ、両方の基準を合わせて見るようにしています。
| 基準 | 起きやすいこと |
|---|---|
| グラムだけを基準にする | 重さは揃うが、実の大きさで粒数がばらつきやすい |
| 粒の大きさだけを基準にする | 見た目は揃うが、パックごとの重さに差が出やすい |
| グラムと大きさの両方を基準にする(丹羽いちご園の方法) | 見た目も重さも揃えやすいが、詰める手間は増える |
パック詰めで内容量以外に気をつけていること
パックに詰めるときは、内容量の揃え方だけでなく、傷みにくさにも気を配っています。
選別や詰め方の具体的なコツは「いちごがつぶれる・底から傷む原因|直売農家が教える選別とパック詰めのコツ」で詳しく解説しています。
粒の大きさに合ったサイズのトレーやパックを選ぶことも、見た目の量感を揃えるうえで欠かせません。サイズが合っていないと、粒が動いて傷みやすくなったり、逆に隙間が目立って量が少なく見えてしまったりします。
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粒の大きさに合わせて選べるいちご用トレー
直売やご家庭での持ち帰りに使えるいちご用トレーです。粒の大きさに合ったサイズを選ぶと隙間ができにくく、輸送中に実が動いて傷むのを防ぎやすくなります。
これから直売を始める人が内容量を決めるときの考え方
これから直売を始めたい方にとって、内容量の決め方は最初に迷いやすいポイントの一つです。
グラムだけ、または粒の大きさだけを基準にする方法もありますが、丹羽いちご園のように両方を意識すると、見た目の印象と重さの公平さのバランスを取りやすくなります。ただしその分、詰めるときの手間は増えます。
まずは価格を「時期」と「周辺相場」を目安に決め、そのうえで内容量をどの基準(グラム・大きさ・その両方)で揃えるかを考えると、判断がしやすくなります。
よくある質問
Q. グラム表示がないパックは違法・問題があるの?
グラム表示自体は必須ではなく、直売や量り売りの現場ではグラム表示なしで販売されているケースも珍しくありません。心配な場合は、その場でスタッフに内容量の目安を聞いてみるとよいでしょう。
Q. パックのサイズはどう選べばいい?
粒の大きさに合ったサイズを選ぶのが基本です。大きい粒を小さいパックに詰めると潰れやすく、逆に小さい粒を大きいパックに詰めると隙間ができて実が動き、輸送中に傷みやすくなります。
この記事はAI(Claude)の支援で作成し、農家本人(丹羽)が内容を確認・監修しています。