「いちごに灰色のカビが生えてきた。どう対処すればいい?」
いちごの灰色かび病は、春先から梅雨にかけて発生しやすい病気です。丹羽いちご園でも収穫シーズンの終盤、全品種で発生を確認したことがあります。そのときは株の状態を見ながら農薬を使わず対処できましたが、早めに予防しておくことが何より大切だと実感しました。予防の決め手は葉かきです。
目次
灰色かび病とはどんな病気か
灰色かび病は「ボトリチス菌」というカビが原因の病気で、果実・葉・花に灰色のカビが発生します。湿度が高く、風通しが悪い環境で一気に広がります。特に収穫期の果実に感染すると、せっかく育てたいちごが食べられなくなってしまいます。
発生しやすい条件
- 気温15〜20℃前後で湿度が高い(春先・梅雨時期)
- 株が密植していて風通しが悪い
- 枯れ葉・古葉が株元に溜まっている
- 収穫しそびれた果実が残っている
初心者がよくやってしまう誤解:葉は多いほど良い?
「葉がたくさんあれば光合成が増えていちごが甘くなる」と考える方は多いです。気持ちはわかります。しかし、葉が増えすぎると株の内側の風通しが悪くなり、灰色かび病の温床になってしまいます。
大事なのは葉の「量」ではなく「質」です。古くなった下葉・傷んだ葉・重なり合って日の当たらない葉は積極的に取り除いた方が、株全体の健康につながります。
予防の決め手:葉かきの正しいやり方
丹羽いちご園で灰色かび病の予防として最も効果を実感しているのが葉かきです。
取り除くべき葉
- 黄色くなった古い下葉
- 茶色く枯れかけている葉
- 株の内側で重なり合い、日が当たっていない葉
- 病気・虫食いの跡がある葉
葉かきのポイント
- 取り除いた葉は株元に放置せず、必ず圃場の外に持ち出す(病原菌の残留を防ぐため)
- 晴れた日の午前中に行うと、切り口が乾きやすく病気が入りにくい
- 1株あたり健全な葉が5〜7枚程度残れば十分
発生してしまったときの対処法
丹羽いちご園では収穫終盤に灰色かび病が全品種で見られましたが、その時点でシーズン末期だったため、農薬は使わず感染した果実・葉を除去するだけで対処しました。
ただし、発生が早い時期・広範囲に及んでいる場合は農薬による防除も選択肢に入ります。灰色かび病に登録のある農薬を使用してください。
- 感染した果実・葉はすぐに取り除き圃場外へ廃棄する
- 風通しを改善するために葉かきを徹底する
- 発生が多い場合は登録農薬で防除する
まとめ
- 灰色かび病は風通しの悪さ・高湿度が主な原因
- 「葉は多いほど良い」は誤り。古葉・傷んだ葉は積極的に取り除く
- 予防の決め手は葉かき。取り除いた葉は必ず圃場外へ
- 発生が軽微なら農薬なしで対処できることもある。広がる前に早期発見が大切
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※この記事はAIを活用して執筆・修正しています。
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