「いちごの実はできるのに、形がいびつになってしまう…」
奇形果の多くは受粉の失敗が原因です。受粉できなくても実にはなりますが、きれいな形には育ちません。丹羽いちご園での失敗談と、蜂のリースや手作業授粉のポイントをお伝えします。
目次
失敗談:気門封鎖剤の使いすぎで蜂が飛ばなくなった
丹羽いちご園で経験した失敗が、気門封鎖剤を多く使いすぎたことで蜂の活動が落ち、奇形果が大幅に増えたことです。気門封鎖剤は害虫防除に有効ですが、ミツバチにも影響を与えます。使用後にハウス内の蜂の飛びが明らかに悪くなり、受粉が不十分になった実が増えました。
農薬を使う際は、ミツバチへの影響を必ず確認することが重要です。
受粉が失敗するとどうなる?
受粉が不十分でも実にはなりますが、必ず奇形果になります。いちごの実は花托(かたく)の部分が発達したものです。花の周りについている「種(痩果)」が均一に受粉されることで、きれいな円錐形に育ちます。受粉にムラがあると、受粉できた部分だけが発達して凸凹の奇形果になってしまいます。
- 受粉OK → 均一に膨らんで形のよいいちご
- 受粉NG → 一部だけ発達・凹凸のある奇形果
丹羽いちご園の受粉方法:蜂のリース
丹羽いちご園では毎年11月上旬〜5月上旬までミツバチをリースして受粉させています。この期間がちょうどいちごの開花・収穫期(12月〜5月)と重なります。
蜂を使った受粉は効率が高く、ハウス全体の花に均一に受粉させることができます。ただし以下の点に注意が必要です。
- 農薬の使用タイミング:ミツバチに影響する農薬(気門封鎖剤・殺虫剤)は蜂の活動時間を避けて使用する
- ハウスの換気:高温になりすぎると蜂の活動が落ちる。適切な換気で温度を管理する
- 蜂箱の設置位置:花に届きやすい場所に設置し、定期的に活動状況を確認する
家庭菜園はハケで手作業授粉がおすすめ
蜂のリースが難しい家庭菜園では、小さなハケを使った手作業授粉が効果的です。
方法はシンプルです。
- 花が開いたらハケや綿棒で花の中心(めしべ)をやさしくなでる
- 複数の花を続けてなでることで花粉を移す
- 午前中の花が開いているときに行うのが効果的
「面倒だから大丈夫だろう」と思いがちですが、きれいな形のいちごを作りたいなら手間を惜しまず授粉させることが大切です。ハケ1本で結果が大きく変わります。
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まとめ
- 受粉失敗でも実にはなるが必ず奇形果になる
- 気門封鎖剤などの農薬はミツバチへの影響を確認してから使う
- 丹羽いちご園では11月上旬〜5月上旬まで蜂をリースして受粉
- 家庭菜園はハケや綿棒で手作業授粉するだけできれいな形になる
- きれいないちごを作りたいなら授粉を絶対に省かないこと
※この記事はAIを活用して執筆・修正しています。
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